コロナ感染と妊活
最近、身近に聞かれる、いわゆる「コロナ感染」。
インフルエンザとの同時感染も聞かれるほど、流行しているようです。
ご相談の中で、コロナにかかったという直接的な影響だけでなく、妊活にもさまざまな影響があると感じます。
「今周期も風邪をひいて不調でした」とおっしゃるお客さま。
ここ数か月で1か月おきに風邪をひいておられます。
「以前から風邪をひきやすかったのですか」
とたずねると「昨年、コロナにかかる前はこのような調子ではなかったんです」と言われます。
コロナ感染で大きく体調を崩すことになり、その後も倦怠感や下痢や食欲不振が続く中、仕事も激務が続き、心身ともに限界を超えてしまい、数か月間休職せざるをえない状況だったそうですが、それでも通院を続けていたと言われます。
でも、不妊治療でも薬が辛く、メンタル面も生理が来るたびに落ち込んで、体調が不安定な状態での不妊治療は中止することになりました。
日常生活が問題なく送れるようになったことをきっかけに、漢方を始められましたが、根本の抵抗力は回復しきっていないのかもしれません。
また、別のお客さまでは、妊娠が確認されたのですが、同時にコロナに感染しており、発熱と息苦しさや咳が続き、次の回の診察で流産が確定されました。
医師からはコロナ感染は関係ないととり合ってもらえず、モヤモヤした気持ちがおさまらない、と。
コロナそのものへの見解は差し控えますが、
風邪やインフルでも体調を崩した分は回復までの期間も合わせて、体調ケアに向き合うことになります。
そう見るとコロナは、個人差はありますが、一般的にしつこく安定した体調を取り戻すまでにやや時間を要する傾向があるようですね。
病気にかかりにくい体をつくるのは、漢方の得意分野です。
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