歯周病と生活習慣
●歯周病を招きやすい生活習慣
歯周病は、歯みがきなどのお口のケアだけでなく、日々の生活習慣や体の状態とも関係します。
・糖質の多い食生活
甘いものや糖質の多い食品を頻繁に摂る習慣は、口の中の環境に影響することがあります。
間食が多い方は、食べる回数にも注意しましょう。
・ストレス
ストレスが続くと、唾液の分泌が減って口の中が乾燥しやすくなります。
唾液には、口の中を清潔に保つ大切な働きがあります。
また、ストレスが続くと体の免疫機能にも影響し、炎症が長引きやすくなることがあります。
・睡眠不足
睡眠不足が続くと、体の回復力が低下し、免疫機能や炎症のコントロールにも影響します。
「寝不足だけど、妊活には直接関係ない」と思わず、毎日の睡眠も大切にしましょう。
こうした生活習慣は、歯周病だけでなく、妊娠に向けた体づくりにも関わってきます。
●漢方からみた歯茎の不調
漢方では、歯茎の腫れや出血などを、単に口の中だけの問題として考えず、体全体のバランスから見ることがあります。
たとえば、「熱がこもっている」「陰が不足している」「血の巡りが滞っている」
など、その人の体質や生活習慣によって、考え方が異なります。
特に、ストレスや過労、睡眠不足などが重なっている場合は、体のバランスが崩れ、歯茎の不調として現れることがあります。
<あなたはどのタイプ?>
A
□ 歯茎が腫れやすい
□ 歯茎から出血しやすい
□ 口内炎ができやすい
□ 口が乾きやすい
□ のぼせやすい
□ 寝汗をかく
□ 夜更かしが多い
□ 考えごとや悩みごとが多い
B
□ 歯茎が腫れやすい
□ 口の中が苦く感じることがある
□ イライラしやすい
□ ストレスを感じることが多い
□ 頭痛や肩こりがある
□ 月経前に不調が出やすい
□ お腹が張りやすい
□ 睡眠の質がよくない
C
□ 歯茎の色が暗い
□ 歯茎が腫れやすい
□ 出血しやすい
□ 冷えを感じやすい
□ 肩こりがある
□ 月経痛がある
□ 経血に塊が混じることがある
□ 手足が冷えやすい
Aのチェックが多い方
→「陰(潤い)が不足して熱がこもりやすい」タイプ
夜更かしや睡眠不足、過労、考えすぎなどが重なると、体の潤いにあたる「陰」が不足し、熱がこもりやすくなります。
これを「陰虚火旺(いんきょかおう)」といい、口の乾燥やのぼせ、寝汗などを伴うことがあります。
睡眠を十分にとり、体を休ませる時間を大切にしましょう。
体に必要な潤いを補いながら、熱がこもりにくい状態を目指しましょう。
Bのチェックが多い方
→「ストレス・気の巡り」タイプ
ストレスや緊張が続くと、「肝」の働きが乱れ、気の巡りが滞る「肝気鬱結(かんきうっけつ)」の状態になることがあります。
イライラやお腹の張り、肩こり、頭痛、月経前の不調などを伴うことも。
気分転換の時間をつくり、心身をゆるめることを意識しましょう。
Cのチェックが多い方
→「血の巡り」タイプ
漢方では、血の巡りが滞った状態を「瘀血(おけつ)」といいます。
肩こりや冷え、月経痛、経血の塊などがみられることがあります。
歯茎の不調だけでなく、冷えや月経痛など、体全体の状態も合わせて考えます。
体を冷やさず、血の巡りを整えることを意識しましょう。
※歯茎の腫れや出血が続く場合は、早めに歯科を受診しましょう。
次回は、妊娠を考える前に確認しておきたい歯科検診と、お口の健康についてお伝えします。




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