妊娠力と貧血
貧血は妊娠力に影響を与える要因の一つです。
貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが不足することによって引き起こされます。
ヘモグロビンが不足すると、酸素が全身に行き渡らず「酸欠状態」になり、疲労感・めまい・息切れなどの症状があらわれます。
さらに、卵巣機能や子宮環境にも悪影響を及ぼし、ホルモンバランスの乱れや卵子の質の低下を引き起こし、結果として妊娠力が低下することがあります。
貧血の最も一般的な原因は「鉄欠乏性貧血」です。
鉄分が不足すると、十分なヘモグロビンを作ることができず貧血を引き起こします。
「貧血の症状があらわれていない」「貧血と診断されていない」といった場合でも、鉄分不足が進行していることがあります。
また、鉄分は妊娠に必要なホルモンの分泌をサポートするため、鉄分が不足するとホルモンバランスが乱れ、排卵に影響することがあります。
さらに、妊娠後も母体と赤ちゃんの健康を支える大切な役割を果たします。
この記事へのコメントはありません。