基礎体温のリズムに合わせた養生法

健康な女性の体は

「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という、

2つの女性ホルモンの分泌によって規則的な変化を繰り返しています。

 

個人差はありますが、約28日の周期で巡ってくる体の変化は、大きく3つの期間に分かれます。

 

基礎体温は睡眠やストレスなどにより、一時的に変化することもありますので、

あまり敏感になり過ぎず、それぞれの期間の特徴を知り、自分の体と上手に付き合って行きましょう。

 

◎月経期(1~7日目)
不要になった子宮内膜を月経としてしっかりと排出する時期。
・とくに下半身を冷えから守る。
・「気」「血」を補う食べ物をとる。
・冷たい食べ物や生モノを控える。

 

血液を失うので体力が低下しやすい時。
お腹周りを冷やさないように気をつけること。
「気」「血」を消耗するので、黒ゴマ・黒まめ・黒きくらげなど、黒い食材を食事にとり入れましょう。
体温が低い月経中の冷たいものは、血行を悪くし子宮も冷やしてしまうので注意が必要です。

 

◎卵胞期(8~14日目)
卵子の質を高めて、育てる時期。
・「気」の巡りを良くし、リラックス。
・体を動かして血流を良くする。
・睡眠をしっかりとり「血」を補う。

 

いい卵を作る為には「気」が巡り、卵巣に十分な栄養が行き渡る事が大切。
体を動かしてリフレッシュするなど、リラックスして過ごしましょう。
食事には「気」を巡らせる香味野菜や、良質なタンパク源である大豆製品や赤身の肉、魚介類などをしっかり摂る。
卵を育てる「血」は夜作られるので、出来れば夜10時、遅くとも12時には就寝しましょう。

 

◎黄体期(15~28日目)
体を温め、受精卵を着床しやすくする時期。
・体を冷やさないようにする。
・激しい運動は控える。
・体を温める食材を摂る。

 

受精していない場合は、やがて体温が下がり月経期にはいります。
食事はショウガやニンニク、かぼちゃ、鶏肉など、体を内側から温める食材を。
とくに、冷えやすい首元、腰、足首は冷やさないように心がけましょう。
ホルモンバランスにより精神的に不安定になる時期なので無理せず、余裕のある生活を送りましょう。

 

 

現代の女性は、家庭と仕事を両立させていることが多く、色々な面でオーバーワークになりがちです。
妊娠を意識したこの機会に、しっかりと自分自身の体と向き合い、見つめ直してみませんか?

 

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