「胃腸のトラブル」
年末年始の疲れや暴飲暴食で、胃腸の調子が悪いと感じている方も多い頃でしょうか?
胃痛や胃もたれは、もともと胃腸が弱い・冷え・暴飲暴食・ストレスなどが原因と考えられます。
《 胃腸が弱い 》
元気がない、食欲がない、疲れやすいなど。
このような時は消化機能が低下しているため、胃腸の機能を活発化させ、消化を促しましょう。
水分を摂るときは、一度にたくさん飲まずに少しずつ分けて飲むように。
刺激のある食材も控えましょう。
《 冷え 》
冷たい物を摂り過ぎたり、寒い場所で過ごし胃腸を冷やすと胃が痛くなることがあり、
下痢を伴うこともあります。
このような時は足やお腹が冷たいはず、胃腸を温めましょう。
冷たいものは極力避け、ショウガやネギなど薬味として取り入れましょう。
《 暴飲暴食 》
脂っこいものや繊維質の摂り過ぎで、食べ物がじゅうぶんに消化されないためにおこります。
食欲不振・胸焼け・ゲップ・お腹の張り・腹痛・吐き気・下痢などの症状を伴う場合も。
胃を休める時間を作りましょう。
《 ストレス 》
テストや大事な仕事前に、胃が痛くなったりしませんか?
胃腸は精神的な影響をとても受けやすい臓器。
ストレスは「気」の流れを滞らせ、イライラの原因となります。
「気」の流れをスムーズにし、精神的緊張を緩和しながら、胃腸のケアをして行きましょう。
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漢方では、消化吸収に関わる全ての機能を『脾』の働きといいます。
『脾』の働きが低下すると、食べ物が滞ってしまうために、
消化不良・食欲不振・胃もたれ・下痢などを引き起こしてしまいます。
健康管理のためだけでなく、妊娠を望む方にとっては
胃腸を整えることは、とても大切なこと。
『脾』は生活習慣の影響を受けやすく、食生活などが乱れ
『脾』が正常に働かなくなると、気血(栄養)不足になってしまいます。
子宮や卵巣も栄養不足となり、生理不順や不妊の原因にもなると考えられます。
食べ物は胃で消化され腸で吸収され栄養として取り込まれるので、
胃腸を強化することで、充分な栄養をからだの隅々まで届けることができます。
いくら必要な物を補う漢方を飲んでも、『脾』の働きが弱まっていると、
漢方の力を発揮できず、改善には時間がかかってしまいます。
また、『脾』の働きが安定していると、流産防止にもなると考えられていますので、
お腹が弱い方は、早目の対策をしていきましょう。
☆ 胃腸ケアにオススメの食材 ☆
山芋 さつまいも かぼちゃ キャベツ しいたけ 鶏肉 鮭 大豆
りんご さくらんぼ 蓮の実 ハトムギ 栗 なつめ など
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