コウノトリ通信 Vol.31
こんにちはヽ(^0^)ノ
漢方の一陽館薬局です。
初夏を迎え、気温が急上昇してまいりました。
暑さによるトラブルが多くなる時期です。
正しい水分補給と、栄養や休養をしっかりとることを心がけましょう。
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◎二十四節気
(一年を春夏秋冬の四つに分け、それをさらに六つに分けて季節を表すもの)
7月7日 「小暑 しょうしょ」
本格的な暑さが始まり、梅雨が明けるころ
7月23日 「大暑 たいしょ」
暦の上では、一年で最も暑さが厳しくなるころと言われていますが、
実際の暑さのピークはもう少しあとになることが多いようです。
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◆今月のテーマ 『 夏の不調 』
漢方では、体内の機能を 「肝・心・脾・肺・腎」 という五つの働きにわけて考え、
この 『五臓』 のバランスが整っていれば健康な状態、
崩れていると様々なトラブルがあらわれます。
夏は 「心」 が影響を受けやすい季節。
「心」 とは 「心=心臓」 だけではなく、
心臓の機能も含め、血液を全身に送るポンプの働きのほか、
精神・意識や脳をコントロールする役割を持っています。
睡眠中に見る夢なども 「心」 が関係しているため、「心」 の機能が乱れると、
夢を多く見るなど、睡眠トラブルも多くなり、不安感や記憶力の低下など、
意識や思考のコントロールにも影響します。
「心」 の不調は血液の流れに異常を招き、
焦り・不整脈・動悸などの原因となるほか、
味覚が鈍感になる・舌先が痛い・口内炎ができるなどの
トラブルもあらわれやすくなります。
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◆ 最近、このような症状気になりませんか? ◆
□ 動悸や息切れがある
□ のぼせがある
□ 汗を異常にかく
□ 不整脈がある
□ 舌先が赤い
□ 舌にトラブルがある
□ 不眠の傾向がある
□ 不安感がある
□ 物忘れが多い
□ 夢をよくみる
5個以上あてはまる方は 「心」 のバランスが乱れている可能性があります。
● 「心」 の働きを助ける食材 ●
ゴーヤ ミョウガ 菊花 緑豆 セロリ キュウリ トウガン さやいんげん
なつめ 百合根 サンザシ 蓮の実 うなぎ 牡蠣 玄米 小麦 牛乳 など
からだの中に熱がこもると、動悸や不眠の原因にもなります。
苦味のあるものは、からだの余分な熱を取り去り利尿作用のあるものが多いですが、
これらの食材は冷やす性質のものが多いので、食べ過ぎには注意しましょう
またこの時期は、高温多湿により汗をかきやすくなります。
発汗には、体内から老廃物を排出し、新陳代謝をうながす大切な作用がありますが、
必要以上に大量の汗をかくと、水分とともに 「気(生命エネルギー)」 も
消耗してしまうので、エネルギー不足となります。
「気」が不足することで、だるい・やる気が出ない・・・など夏バテの症状がおこりやすくなります。
● 「気」 を補う食材 ●
米 山芋 さつまいも じゃがいも カボチャ 栗 ネギ アスパラガス 枝豆
大豆 舞茸 しいたけ ショウガ 山椒 シナモン うなぎ 鮭 エビ 牛肉
鶏肉 ぶどう 桃 など
「気」 を補うと同時に、梅干やレモンや酢の物など、
収斂作用(筋肉を引き締め、汗や尿が漏れ出さないようにする働き)の
ある酸味を上手に取り入れましょう。
多汗のほか、不正出血・下痢・頻尿などにも効果的です。
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