コウノトリ通信 Vol.22
こんにちは(*´∀`*)
漢方の一陽館薬局です。
陽射しがある日中の気温は上がりますが、
寒暖の変化が激しくまだまだ油断はできませんね。
現代人を悩ます、花粉症やアレルギー性鼻炎の方も多くなる頃。
ストレスや免疫力低下により、ある日突然発症する場合もありますので、
疲労やストレスは溜めないよう日頃から気をつけましょう。
アレルギー体質の方は、食生活や生活習慣を見直すことで、体質を改善することも大切です。
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■今回のテーマ 『花粉症・アレルギー性鼻炎』
ダニやほこりなど、アレルギーを引き起こす物質が体に入ると、
その刺激で鼻水がでたり、目が痒くなったりするアレルギー性鼻炎。
もともとアレルギー体質の人が、
アレルゲン(原因となる抗原物質)となる花粉の刺激で症状が起こる花粉症が増えています。
漢方では、「気・血・水」の流れがスムーズな状態を健康と考えます。
飲食物から摂取した水分が体内に吸収され滞ることなく全身を巡り、
順調に排出されれば問題はありません。
冷えやストレスで「気・血・水」の流れが停滞し、
バランスが崩れると不調があらわれやすくなります。
鼻水や涙目は、余分な水分が滞り溢れ出している状態で、
鼻づまりは鼻の粘膜に水分が溜まって膨張している状態です。
普段から冷たいものを摂り過ぎたり、過労やストレスが溜まる事により、
胃腸の働きが低下し、水分代謝が悪くなると考えられています。
鼻水などの症状を直接抑えることより、
からだのバランスを整えることを優先して改善を目指しましょう。
《胃腸虚弱タイプ》
胃腸がきちんと機能していれば、からだに充分な栄養が行き渡ります。
花粉症などのアレルギーは、体内のバランスが崩れ過剰反応を起こし、
免疫細胞が自分自身を攻撃してしまう炎症反応。
胃腸虚弱な方は、その攻撃に立ち向かう力やバリア機能が弱く、
少しの刺激でも症状が出てしまいます。
《ストレスタイプ》
イライラや精神的不安は、花粉症を悪化させる原因の一つです。
ストレスとは、イライラするという事だけではありません。
気温の変化・紫外線・疲労・寝不足など、
からだが不快だと感じたことすべてにいえます。
ストレスを受けると免疫力は低下し、
少しの刺激に対しても過剰に反応してしまいます。
また「気」の流れが悪くなることで、
胃腸トラブルや冷えも起こりやすくなり、生命力の低下にもなります。
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~花粉症やアレルギーにオススメの食材~
☆レンコン
・「脾」と「肺」のはたらきを高める。
・鼻や喉の粘膜を丈夫に保って、抵抗力を高めてくれます
・新陳代謝を活発にし、粘膜をより強化。
・食物繊維も豊富で便通を整え、消化吸収を助ける成分が胃腸を丈夫に保つ働きも。
・疲労回復やカゼ予防にもなります。
☆じゃがいも
・「気」を補い「脾」の働きを高める。
・栄養豊富でビタミンCを多く含み、免疫力をアップ。
・胃や十二指腸を丈夫にし、食欲不振や消化不良にも効果があります。
☆しそ
・「気」の巡りを良くすることから、リラックス作用や血流促進。
・胃腸の働きを高めたり、殺菌効果も。
・過敏な免疫系を正常に戻して、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を
軽減する働きがあります。
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