コウノトリ通信 Vol.18
こんにちは(*´∀`*)
漢方の一陽館薬局です。
本格的に寒さが厳しくなってきましたね。
風邪などで体調崩されていませんか?
何かとお忙しい時期かと思いますが、体調管理に気をつけていただき、
元気に新年を迎えましょう!!
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■今回のテーマ 『おせちで食養生』
もうそろそろ『おせち』の準備をされている方もいらっしゃる頃でしょうか?
『おせち』は御節と書かれ、
元々は元旦や季節の変わり目にあたる節句(三月三日や五月五日など)に
神様にお供えする為のものでした。
今は、お正月の料理をおせち料理と呼ぶように変化しています。
生活が豊かになるにつれ内容も変化し、
五穀豊穣・家内安全・子孫繁栄の願いを込めて、
それにちなんだ食材を使うようになりました。
「神様をお迎えした新年に台所を騒がせてはならない」
「火の神様を怒らせないように」との言い伝えからや、
主婦の方々が「三が日」はゆっくり休めるように、
とのことで保存のきく料理が多いようです。
漢方的要素が含まれているものも多く、寒い冬を元気に過ごせるように、
生命力の源でもある「腎」を補う食材が多く使われています(*´▽`*)
例えば。。。
●黒豆●
健康を意味する「まめまめしく」にちなんで食べられるようになりました.
薬膳の効能としては、
体内の余分なものを排出する働きやむくみの緩和、
潤いや血液を補いながら巡りを良くし、消化器系・腎機能に働きかけます。
黒い食材は、腎の働きを高めるので、精がつき滋養強壮には勿論、
月経不順・腰痛・老化防止・生活習慣病予防・疲労回復に役立ちます。
むくみやすい方やアンチエイジングにもオススメ。
●海老●
腰の曲がったおせち料理の海老は、
「腰が曲がるまで、元気で長生きできるように」と長寿を願ったものです。
薬膳の効能としては、
腎機能や体内のエネルギーを高め、体を温める働きがあります。
強壮作用もあり、薬膳でも「長寿」食材です。
●昆布●
「喜ぶ」にかけた縁起物として使われます。
薬膳の効能としては
余分な物の塊を柔らかくし(しこりをほぐす)、
体液の流れを良くしながら体外へ排出する働きがあります。
体の熱を冷まし、余分な水分をとり、
動脈硬化や高血圧など生活習慣予防に取り入れたい食材です。
また、成長が早く繁殖力が強く生命力が強いことから
「子宝」や「子孫繁栄」の象徴として、お祝いの席でも良く見られます。
●栗●
黄金色に輝く様子から、お金や金銀財宝にかけた縁起物として栗きんとんにも使われます。
薬膳の効能では、
下痢や出血を止め消化機能や腎機能を高めます。
疲れやすい・足腰がだるい・お腹が冷えやすい人・慢性下痢の人にオススメ。
鼻血・血便・血尿にも良いとされています。
色づけには、漢方薬でも使われるサンシシ(くちなし)が使われています。
●里芋●
周りにいくつも連なってくっついていることから、
「子宝」や「子孫繁栄」の縁起物とされています。
形からだけでなく、ネバネバ成分のムチンも含まれているので、
滋養強壮の働きもあります。
疲れやすく体力がない慢性疲労にもオススメ。
消化を助け、便通を良くしたり、解毒作用も期待できます。
ほかに、
数の子・蓮根・ゴボウなど縁起物が沢山取り入れられていますので、
おせち料理で、生命力アップ!金運アップ!妊娠力アップ!を目指しましょう♪ヽ(´―`)ノ♪
ただし、少量でもカロリーの高いものが多いので、
食べ過ぎには注意しましょう!
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