コウノトリ通信 Vol.17
こんにちはヽ(^0^)ノ
漢方の一陽館薬局です。
漢方では、冬に最も影響を受けやすいのが『腎』
『腎』は腎臓の機能だけでなく
「生命活動のもととなる精気の貯蔵」「成長・発育」「生殖」
「免疫」「ホルモン」などをコントロールする働きがあるとされています。
命や生殖に関わるため、妊娠にも深い関わりがあると言えます。
腎の精気が不足すると、足腰の弱まりや聴力の衰えなどの老化現象、
排尿異常、ホルモンバランスの乱れ、生殖能力の減退という状態になります。
「腎」は髪にも関連しているので、白髪や抜け毛も増えやすくなります。
☆「腎」を補うこと=若さを保つということ
腎の働きがよくなることで、免疫力アップやアンチエイジングにもつながります。
勿論、妊娠力アップにもつながります♪♪
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◎二十四節気
(一年を春夏秋冬の四つに分け、それをさらに六つに分けて季節を表すもの)
12月7日 「大雪 たいせつ」
山の峰は雪に覆われ、寒い地方では雪が降り始めるころ。
本格的な冬の到来で、スキー場のオープンもこの時期からが多いようです。
12月22日 「冬至 とうじ」
一年で最も昼が短く、夜の時間が長い日。
柚子湯に入ったり、お粥やカボチャを食べて無病息災を祈る風習があります。
「ん」のつく食品を食べると幸運が得られるという言い伝えも♪
(例えば、人参・蓮根・銀杏・キンカン・寒天、そしてカボチャ(ナンキン)など)
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◆今月のテーマ 『免疫力アップ』
私たちのカラダには、全身に免疫システムが張り巡らされており、
細胞がうまく機能することで健康を維持しています。
漢方では、免疫アップさせるためには、
外部の邪気に負けないように自分自身を強化して、
全身の機能を調節することが大切と考えます。
免疫力が上がれば、病気やストレスに強い健康なカラダになります。
免疫力は、
生活習慣や食生活や心の状態にも大きく影響されますので、
不規則な生活が続いていたり、
過度の精神的なストレスがかかれば免疫力は低下します。
「最近、何だか疲れやすい」「イライラする」「朝起きるのが辛い」などの、
体のサインに耳を傾けてみましょう。
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●免疫力チェック●
チェック項目が多い人ほど、免疫力が低下している可能性があります。
□風邪をひきやすい □揚げ物やスナック菓子が好き
□肌荒れしやすい □野菜が嫌い
□疲れやすい □外食が多い
□目覚めが悪い □ストレスが溜まっている
□何となく気分がさえない □歩く機会が少ない
□生活が不規則・夜更しが多い □みの時は引きこもりがち
□便秘や下痢が多い □体温が低い
●免疫力アップのお体づくりアドバイス●
・質の良い睡眠をとる ・体温を下げない
・適度な運動 ・バランスの良い食事
・よく笑うこと ・腸内環境を整える
・充分な休養をとる ・お腹を冷やさない
・ストレスを溜め込まない ・朝ごはんをしっかり食べる
☆無理をせずに、まずは出来ることから始めてみましょう(^▽^)
●オススメ食材●
漢方で考える免疫力とは、生命力(腎の気)と防御力(肺の気)。
腎の気が弱まると、体が冷えて免疫力も生命力も低下し、
体全体の機能と回復力が弱まってしまいます。
また、肺の気が弱まると疲れやすくなり、ウィルスなどに対する抵抗力が下がり
免疫力も低下すると考えられています。
風邪をひきやすい人、湿度が高くなると体調が悪くなる人は、
生命力の源である「腎」の気を増やして抵抗力をつけると同時に
「肺」の気を強くして体を防御しましょう。
《生命力の衰え(腎気虚)》
腎の気を補う黒い食材を積極的に摂る。
・ 黒豆 ・ 昆布 ・ ウナギ
・ 黒ゴマ ・ 黒米 ・ 栗
・ 黒キクラゲ ・ ひじき ・ くるみ など
《防御力低下(肺気虚)》
肺の気を補う白い食材を積極的に摂る。
・百合根 ・ 銀杏
・ツ黴白ゴマ ・ 杏仁 ・ 松の実
・ツ黴白キクラゲ ・ イチジク ・ ハチミツ など
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寒いうえに何かと忙しい年末は、体調を崩しがち。
暴飲暴食などで「肝臓」や「胃腸」に負担がかかることも多く、
免疫力も低下し体調を崩しやすくなります。
冷えや乾燥には気をつけて元気に年末を迎えましょう!
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