おせちの薬膳食材
●黒豆●
健康を意味する「まめまめしく」にちなんで食べられるようになりました。
薬膳の効能としては、体内の余分なものを排出する働きやむくみの緩和、
潤いや血液を補いながら巡りを良くし、消化器系・腎機能に働きかけます。
黒い食材は、腎の働きを高めるので、精がつき滋養強壮には勿論、
月経不順・腰痛・老化防止・生活習慣病予防・疲労回復に役立ちます。
むくみやすい方やアンチエイジングにもオススメ。
●海老●
腰の曲がったおせち料理の海老は、「腰が曲がるまで、元気で長生きできるように」と長寿を願ったものです。
薬膳の効能としては、腎機能や体内のエネルギーを高め、体を温める働きがあります。
強壮作用もあり、薬膳でも「長寿」食材です。
●昆布●
「喜ぶ」にかけた縁起物として使われます。
薬膳の効能としては余分な物の塊を柔らかくし(しこりをほぐす)、
体液の流れを良くしながら体外へ排出する働きがあります。
体の熱を冷まし、余分な水分をとり、動脈硬化や高血圧など生活習慣予防に取り入れたい食材です。
また、成長が早く繁殖力が強く生命力が強いことから「子宝」や「子孫繁栄」の象徴として、お祝いの席でも良く見られます。
●栗●
黄金色に輝く様子から、お金や金銀財宝にかけた縁起物として栗きんとんにも使われます。
薬膳の効能では、下痢や出血を止め消化機能や腎機能を高めます。
疲れやすい・足腰がだるい・お腹が冷えやすい人・慢性下痢の人にオススメ。
鼻血・血便・血尿にも良いとされています。
色づけには、漢方薬でも使われるサンシシ(くちなし)が使われています。
●里芋●
周りにいくつも連なってくっついていることから、「子宝」や「子孫繁栄」の
縁起物とされています。
形からだけでなく、ネバネバ成分のムチンも含まれているので、滋養強壮の
働きもあります。
疲れやすく体力がない慢性疲労にもオススメ。
消化を助け、便通を整えたり、解毒作用も期待できます。
※ほかに、数の子・蓮根・ゴボウなど縁起物が沢山取り入れられていますので、
おせち料理で、生命力アップ!金運アップ!妊娠力アップ!を目指しましょう♪
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