『 胃腸トラブル 』
年末年始の疲れや暴飲暴食で、胃腸の調子が悪いと感じている方も多い頃でしょうか?
胃痛や胃もたれは、もともと胃腸が弱い・冷え・暴飲暴食・ストレスなどが原因と考えられます。
漢方では、消化吸収に関わる全ての機能を『脾』の働きといい、
食べ物の消化吸収だけでなく、気血などのエネルギーを生成し、
それを全身に運び、血液循環を管理し、
血液が血管から漏れ出ないようにする機能も持ち合わせています。
『脾』の働きが低下すると、食べ物が滞ってしまうために、
消化不良・食欲不振・胃もたれ・下痢などを引き起こしてしまいます。
健康管理のためだけでなく妊娠を望む方にとっては、
胃腸を整えることはとても大切なこと。
『脾』は生活習慣の影響を受けやすく、食生活などが乱れ『脾』が正常に働かなくなると、
気血(栄養)不足になってしまい、子宮や卵巣も栄養不足となり、
生理不順や不妊の原因にもなると考えられます。
食べ物は胃で消化され腸で吸収され栄養として取り込まれるので、
胃腸を強化することで、充分な栄養をからだの隅々まで届けることができます。
いくら必要な物を補う漢方を飲んでも、『脾』の働きが弱まっていると、
漢方の力を発揮できず、改善には時間がかかってしまいます。
また、『脾』の働きが安定していると、流産防止にもなると考えられていますので、
お腹が弱い方は、早目の対策をしていきましょう。
この記事へのコメントはありません。