『 肌トラブル 』
日中はまだ暑く、夜は秋風で涼しくなり、朝晩の気温差が大きくなる時期。
夏の疲れも残っているため、体調を崩す方も多いのではないでしょうか?
また、空気が乾燥しはじめるので、お肌トラブルも多くなるようです。
夏の陽射しでダメージを受け、バリア機能も弱まった肌に、乾燥した空気でさらに潤い不足になると、
シワだけでなくハリが失われ、シミやくすみの原因にもなってしまいます。
漢方では、肌トラブルは空気の乾燥やバリア機能の低下だけでなく、
何かが足りなかったり滞ったりしていること、
胃腸の働きの低下が原因と考えられています。
胃腸の働きが低下していると、肌に潤いを与える「血」や、
肌のハリを保つ為のエネルギーの「気」を十分に作ることができず、
肌に栄養を与えることができません。
たるみが気になる方は特に注意しましょう。
また、ホルモンバランスの乱れやストレスなどによっても、トラブルがあらわれやすくなります。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
- あなたはどのタイプ? ●
チェックの数が多い所が、あなたのタイプです。
(季節やその時の体調にもよりタイプ変化したり、いくつかを合わせ持っている場合もあります。)
A
□肌にハリがない
□疲れやすい
□息切れしやすい
□食欲があまりない
□カゼをひきやすい
□月経中、下痢しやすい
□どちらかというと、敏感肌
B
□頬や目のまわりにシミができる
□ニキビや吹き出物ができやすい
□イライラしやすい
□ため息をつくことが多い
□下痢や便秘になりやすい
□月経前に調子が悪くなる
□生理周期や基礎体温が乱れやすい
C
□めまい、立ちくらみがある
□乾燥すると肌がかゆくなる
□髪がパサつく
□手足が冷える
□目が疲れやすい
□月経の量が少ない
□爪が割れやすい
D
□あざができやすい
□目の下にクマができやすい
□肩がこりやすい
□冷え症
□月経痛が強い
□経血に塊が混じる
□冷えやのぼせがある
・。*・。*・。
Aのチェックが多かった方
→「エネルギー不足」タイプ
気力がなく、疲れた状態。
血を作ったり、肌を持ち上げたりするエネルギーが不足しています。
過労や睡眠不足、食生活の乱れや偏食が原因。
早寝早起きを心掛け、夜はじゅうぶんな睡眠(質の良い睡眠)をとりましょう。
朝食は、しっかりとることが大切。
・。*・。*・。
Bのチェックが多かった方
→「ストレス」タイプ
精神的に緊張した状態が続いている事で、体全体を動かす「気・血・水」の巡りが悪くなっている状態。
不規則な生活や食事が原因となっている場合もありますので、毎日の生活を見直すことも大切です。
香りは「気」を動かしてくれるので、入浴剤やアロマオイルなども効果的です。
ストレッチや深呼吸も、積極的に取り入れていきましょう。
・。*・。*・。
Cのチェックが多かった方
→「血不足」タイプ
肌に栄養を運ぶ「血」が不足している為、潤いが失われ乾燥している状態。
西洋学でいう「貧血」は血液中のヘモグロビンが不足していることですが、漢方では、ヘモグロビンは足りていても、全身に栄養を行き渡らせ、老廃物をだしてくれる「血」が足りない状態。
まずは、、新鮮な血を増やすことが大事なので、栄養や睡眠をきちんとることを心がけましょう。
目の酷使は血を消耗するので、目を休めることも大切です。
特に、生理中の長時間のPCやTVは要注意!
・。*・。*・。
Dのチェックが多かった方
→「血の巡りが悪い」タイプ
「血」の巡りが悪くなっている状態。
古い血が体内に滞り、老廃物がスムーズに処理できず、肌の生まれ変わる力が弱まっています。
冷え、過労、食事、運動不足などが原因と考えられます。
月経前や月経中は特に巡りが悪くなるので、腰を中心に冷やさないようにしましょう。
ストレッチやウォーキングなど、適度な運動もオススメです。
この記事へのコメントはありません。