『 妊活にまつわる疑問 ~よくある質問~ 』
私たちは日頃の相談で、様々な質問を受けます。
「噂で聞いた」「ネットで見た」など、情報源は様々。。。
よくある質問を○・△・×で解りやすくお答えしていきたいと思います。
Q.母親がなかなか妊娠できなかったらしく、妊娠力というのは遺伝しますか?
A. △
基本的には遺伝しません。
ですが、親子は体質や食生活が似ているので、母親が良くない食生活や生活習慣、
肥満や糖尿病などであれば、妊娠しづらいという場合もあります。
まずは、自分自身の体質を知り、生活習慣や食生活を見直してみましょう。
Q.太っていると妊娠しづらいって本当ですか?
A. 〇
太り過ぎも痩せ過ぎも、女性ホルモンのバランスを崩しやすく、月経不順や
排卵障害をおこす可能性が高くなります。
男性の肥満についても、精子の運動率や状態が悪くなるという報告もあります。
男女ともに体脂肪やBMI値が大きく上回っているなら食生活や生活習慣を改善し、
体重を減らす努力をしましょう。
ただし、急激に痩せるとホルモンの分泌が悪くなるので要注意です。
Q.クロミッドの副作用が心配です。3周期以上続けるとよくないと聞きますが。。。
A. 〇
クロミッドは排卵を誘発する薬として知られていますが、子宮内膜が薄くなる・
頚管粘液が少なくなるというデメリットもあります。
子宮内膜が薄い方や薄くなりすぎてしまう方は、長期的な服用は控えた方がよいでしょう。
その他の副作用もあるので、自分にとって本当に必要な薬かどうか、
薬の性質を理解したうえで、医師からの十分な説明をうけてから服用しましょう。
Q.ザクロは、妊娠しやすくなるのですか?
A. △
ザクロは女性ホルモンに似た作用のある天然成分が含まれており、ビタミンやミネラル、
ポリフェノールも豊富です。
妊娠に直接結びつくかどうかはわかりませんが、女性の体調を整えたり、
アンチエイジングにはとても良いものです。
体調が整うことにより妊娠へつながる場合もあるかもしれません。
Q.過去に性病になったことがあります。不妊に関係ありますか?
A. △
性病の中で、特に気をつけたいのが『クラミジア感染症』
感染後、直ぐに治療出来ればよいのですが、女性の場合自覚症状が少ない為、
気づかずに発見が遅れることが多いです。
卵管が癒着や閉塞を起こす場合もありますので、早目に検査をしておきましょう。
Q.寝る時間も遅く、毎日睡眠不足です。妊娠には関係ありますか?
A. 〇
妊娠に必要なホルモンと睡眠は密接な関係にあります。
ホルモンは夜に蓄えられるので、適切な時間帯に睡眠をとることで女性ホルモンのバランスが整い、
排卵や子宮内膜の生成も上手くいき、結果的に妊娠しやすいカラダに繋がります。
睡眠時間だけでなく、時間帯や眠りの質も大切なので、22時~2時には就寝するよう心掛けましょう。
Q.コーヒーは、妊娠に影響しますか? 我慢したほうが良いですか?
A. △
カフェインが含まれている飲み物は、温かくてもカラダを冷やす作用があります。
1日1杯程度なら大きな影響はありませんが、過剰摂取は胃に負担がかかったり、
情緒が安定しなかったり、血行が悪くなり冷えに繋がります。
カラダを冷やすということは、結果妊娠力も低下してしまいます。
黒豆茶・そば茶・ごぼう茶などはノンカフェインです。
Q.男性の下着はブリーフよりトランクスの方が良いですか?
A. 〇
精子は熱に弱いため、ブリーフやボクサーパンツなどは精巣を温めてしまいますので、
どちらかというと風通しの良いトランクスがオススメです。
また、サウナや熱すぎるお風呂も控えるようにしましょう。
Q.妊活中、食品添加物は摂らない方が良いですか?
A. 〇
妊活中に関わらず、普段からできるだけ摂取しないことが理想です。
しかし、残念ながら全く摂取しないということは、現代社会では難しいと思われます。
食品添加物の中には、長期に渡る摂取や過剰摂取により、健康被害をもたらすものもあり、
アレルギーや成人病・精子や卵子にも影響を及ぼすこともあります。
レトルト食品やインスタント食品などは、なるべく控えた食事を心掛けましょう。
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