『 妊活と心の養生 』
秋は「陽」と「陰」が入れ替わる過度期。
「陽の気」が衰え始め「陰の気」が盛んになってきます。
気温が下がる・日照時間が短くなる・樹木が紅葉し落ち葉が舞い散るなど、
何となくもの悲しく感傷的になりやすい時期。
漢方では「七情内傷(七つの感情がカラダの内側を傷つける)」という考え方があります。
七情とは、精神や感情を七つに分けたもの。
春は「肝」と「怒り」、夏は「心」と「喜び」、冬は「腎」と「恐れ」「驚き」、土用(年に4回)は「脾」と「思い」。
そして、秋は「肺」と「憂い」「悲しみ」というように、それぞれの季節に関係の深い五臓は
このように影響を受けやすくなります。
「病は気から」というように、それぞれの感情が強すぎたり、バランスが崩れた状態が続くことにより、
不調を招いてしまうことも。
特に『ストレス』や『不安』など感情の偏りや乱れは、気血の巡りを悪くし、
ホルモンバランスを崩すなど、妊娠に必要な条件にマイナスをきたしてしまうのです。
気持ちの変化で不調になってしまうということは、気の持ちようで元気にもなれるということです。
妊娠するためには、とにかく夫婦ともにココロもカラダも健康であること。
この季節は、カラダに冷えを感じたり、乾燥や疲労などで《陰液(血と津液)》が不足すると、
さらに情緒の不安定や憂鬱に気分になりやすいので、ゆったりとした気持ちで心穏やかに過ごしましょう。
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