『 妊活と心の養生 』
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による、様々な規制や生活環境の変化や連日の報道などにより、
精神的にも落ち着かない日々を過ごされている方も多くいらっしゃると思います。
「病は気から」という言葉があるように、「イライラ」や「不安な思い」など、
ストレスやマイナス思考により生じた精神的ストレスや不安感は、
脳やカラダに悪影響を与えます。
漢方では「七情内傷(七つの感情がカラダの内側を傷つける)」という考え方があります。
⦅七情とは精神や感情を七つに分けたもの⦆
「怒り」「喜び」「思い」「憂い」「悲しみ」「恐れ」「驚き」といった
それぞれの感情が強すぎたり、バランスが崩れた状態が続くことにより、
不調を招いてしまうことになります。
子宮や卵巣やホルモンの働きは、心の不調にとても敏感。
特に強いストレスや不安感が続くなどの、感情の偏りや乱れは、気血の巡りが悪くなります。
血流が滞ると子宮や卵巣へ新鮮な血液が行き届かず、
栄養や酸素やホルモンが不足し、ホルモンバランスを崩すなど、
妊娠に必要な条件にマイナスをきたしてしまうのです。
「妊活も続けたい」「外出するにはまだ不安」「自宅にいることが多く運動不足」
「考え事をしすぎて気分が滅入る(または高ぶっている)」
「生活の時間帯が変わり眠れなくなった」「体調がすぐれない」など、
そんなときこそ漢方を活用してください。
漢方は、精神的な不調とカラダの不調を同時に改善することができます。
それだけでなく、更に妊娠に向けてのカラダ作りも同時にできてしまうのです。
ご夫婦ともに自宅で過ごすことが多くなった方は「二人の時間が増えて良かった」、
治療の延期を余儀なくされた方は「カラダを休める期間ができて良かった」
「漢方で体づくりをする期間ができて良かった」と、プラスに考え、
今の生活を受け止めながら、新たなスタートにむけて取り組んでみてはいかがでしょうか。
妊娠するためには、とにかく心とカラダが健康であること!
カラダだけでなく、心の免疫力も高めていきましょう!
一陽館が、精一杯お手伝いさせていただきます。
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