『 夏バテと不眠 』
いよいよ夏本番!
夏はなんと言っても、暑さがトラブルをおこす一番の原因となります。
汗をかき皮脂の分泌も盛んになり、さらに紫外線の影響も受けるので、
肌にもトラブルが起きやすく、会社や外出先などのエアコンで冷えすぎたり、
女性には悩み多き季節でもあります。
発汗には体内から老廃物を排出し新陳代謝を促し、健康的な肌や髪をつくる作用がありますが、
大量の汗をかくと元気の素である「気」(生命エネルギー)も排出してしまうので、
体力を消耗したり、水分の代謝が乱れます。
うまく熱を発散できず体内にこもると、動悸や不眠やだるさ、めまいや気分が不安定になるなどの
「夏バテ」の症状が現れます。
しかもこの時期だけではなく、胸にこもった熱が肺を乾燥させる事により、
秋以降になってから乾いた咳が出るなどの不調が現れやすくなります。
消耗した体力は、十分な食事と睡眠で早目に回復出来れば良いのですが、
食欲が落ちたり、良く眠れなかったり、体力回復が難しい時期でもあります。
夜に十分な睡眠がとれなかった時は、数10分の昼寝も有効です。
漢方では、眠るためにも体調が整っている必要があると考えられています。
健康的な眠りには、適度な疲れとリラックスが不可欠ですが、
眠ることにも体力を必要とするため、過労も不眠の原因となります。
この記事へのコメントはありません。