『 夏の妊活 』

夏は陽気が最も盛んになる季節です。
気持ちが外へと向かい、やる気が起こり、行動的になる方も多くなります。
しかし、その陽気を上手く発散できずにいると、カラダに余分な熱がこもり、
のぼせや動悸、不眠やだるさ、めまいなどの「夏バテ」の症状が現れます。
しかもこの時期だけではなく、秋以降になってからも不調が現れやすくなりますので、
夏にあまり汗をかかない人や、冷たいものを好む人は要注意！

妊娠力を高めるためには、まずはホルモンバランスを整えること、血の巡りをよくすること、
カラダを冷やさないことが重要です。

妊活中の方がとくに気をつけている「冷え」ですが、寒い季節は対策できていても、
夏はつい対策を怠りがち。

クーラーや極端な薄着などの外からの冷えだけでなく、冷たい物や甘い物の摂り過ぎで、
知らない間にカラダが冷えてしまい妊娠に向けてのお体づくりに悪影響となります。

さらに、冷えは「瘀血（本来スムーズに流れるはずの血液が、カラダのあちこちで、
滞ったり、汚れて流れにくくなった状態）」を招き、生理周期や基礎体温の乱れにもつながります。

冷えて血流が悪くなると、カラダは生命維持に必要な臓器に、優先的に血液をまわすようになるので、
直接生命維持に関係ない子宮や卵巣には、新鮮な血液が十分に行き届かず、栄養や酸素やホルモンが
不足するため「卵胞の育ち」「排卵」「子宮環境」「着床」に影響を及ぼすことも(>_<) 結果、卵巣機能や黄体機能などが低下し「妊娠力」を低下させる要因にもなってしまうのです。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 人の体は上熱下寒(上半身には熱が、下半身には寒さが集まりやすい)になりやすいので、 基本的に頭寒足熱になるよう、特に下半身を冷やさないように。 《　冷え対策アドバイス　》 ☆足首ウォーマー、レッグウォーマーなどを上手に活用しましょう。 ☆お腹が冷えやすい方は、腹巻もオススメです。 ☆シャワーだけでなく、なるべく湯船に浸かりましょう。 ☆デスクワークの人は、こまめにカラダを動かすように。（ストレッチなど） 妊活中の方もこれから妊活を始める方も、まずは子宮や卵巣を冷やさないようにし、 適度にカラダを動かし、食事や生活習慣で健康な状態を維持することを心がけましょう。