「食養生」
漢方の考え方の根底には「養生」があります。
「養生」とは、日々の生活を見直し正すことが健康につながるという考え方。
生命を養う基本は食べることなので「食養生」は重要な役割となるのです。
現代人の生活習慣の中で、最も乱れているのが食生活といわれています。
朝食を食べない・お菓子を食事がわりにする・肉ばかりで魚や野菜を食べない・
インスタント食品ばかり・深夜に高カロリーな食事をする・・・など。
心あたりはありませんか?
カロリーや栄養素の計算ではなく、食べ物のもつ「味と性質」から食事を考えることが「食養生」の基本。
特性を季節や体調の変化に合わせて取り入れることで、食事からカラダを整えます。
例えば、夏にスイカ・秋にサツマイモなどが美味しく感じるのは、その時に必要な食材だからです。
「病気まではいかないけれど、何となく調子が悪い」というような状態を改善するには、
薬やサプリに頼る前に、毎日の食事の見直しがとても重要です。
食生活だけでなく、働く女性が増えたことによる「ストレス」や「晩婚化」、
「晩産化」によるホルモンの乱れも多くなっているようです。
日々の食事は、今の健康だけでなくそれより先のカラダづくりにもつながります。
健康を保つということは、自分のカラダにとって適した食べ物をとること。
自分自身の今の状態を知り、食事やライフスタイルを見直し、
体質や体調に合った食品を取り入れていきましょう。
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まずは、自分のタイプを知ることから始めてみましょう。
チェックの数が多い所があなたのタイプです。
●あなたはどのタイプ?●
A
□イライラ・ストレス気味
□目が疲れやすい
□爪が割れやすい
□肩こり・頭痛が多い
□筋肉がひきつる
□生理不順や生理痛
B
□不安感がある
□火照りやのぼせがある
□動悸や息切れがする
□物忘れしやすい
□舌のトラブルが多い
□暑さや熱に弱い
C
□クヨクヨと思い悩む
□胃がチャポチャポする
□疲れやすい・だるい
□むくみやすい
□下痢が多い
□唇や口角が荒れやすい
D
□ため息が多い
□風邪をひきやすい
□喉が乾燥、または腫れやすい
□鼻水が出るまたは詰まりやすい
□アレルギー体質
□皮膚が弱い・乾燥している
E
□驚きやすい・怖がり
□足・腰がだるい
□いくら寝ても眠い
□頻尿、または尿が出にくい
□抜け毛・白髪が多い
□骨・歯が弱い
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Aのチェックが多かった方
→「ストレスの多い血行不良タイプ」
☆オススメ食材☆
イカ あさり しじみ 黒きくらげ 春菊 チンゲンサイ セロリ ニラ アボカド
ゆず グレープフルーツ ライチ クコの実 ローズ ミント など
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Bのチェックが多かった方
→「不安や不眠に悩むお疲れタイブ」
☆オススメ食材☆
百合根 冬瓜 ゴーヤ トマト ピーマン にんじん 緑豆 蓮の実 小麦 なつめ 牡蠣 など
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Cのチェックが多かった方
→「思い悩みやすい胃腸虚弱タイプ」
☆オススメ食材☆
山芋 さつまいも かぼちゃ キャベツ しいたけ 鶏肉 鮭 大豆 りんご バナナ さくらんぼ
蓮の実 ハトムギ 栗 なつめ など
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Dのチェックが多かった方
→「呼吸器系・皮膚の不調が多いアレルギータイプ」
☆オススメ食材☆
ネギ 大根 シソ 生姜 レンコン 松の実 白キクラゲ 銀杏 くるみ 梨 など
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Eのチェックが多かった方
→「元気がなくお疲れタイプ」
☆オススメ食材☆
黒豆 黒ゴマ 黒きくらげ 海藻類 貝類 うなぎ 海老 山芋 栗 ニラ クコの実 ぶどう など
タイプに関わらず、味の濃いもの・刺激のあるもの・こってりしたもの・冷たいものはなるべく控えましょう。
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