「春の不調」
季節の変わり目で、生活環境が変わることも多い4月は、疲れやストレスを感じやすい時期。
心身ともに不調が現れる方が多いようです。
だるさ、疲れ目、不眠、肩こり、生理不順などはありませんか?
漢方では、体内の機能を「肝・心・脾・肺・腎」という5つの働きに分けて考えます。
この『五臓』のバランスが整っていれば健康な状態、崩れていると様々なトラブルが現れます。
春は「肝」が最も影響を受けやすい季節。
「肝」とは「肝=肝臓」だけの意味ではなく、肝臓の機能に加え
『 気( 生命エネルギー ) 』の流れの調節、血液の貯蔵、血流量の調節、
代謝や解毒、自律神経系をコントロールする働きをいいます。
目にも関連があり、疲れ目や充血の原因にも。
状態は爪にあらわれやすく、ストレスが強い時( 体調不良も原因 )は横筋が、
血が不足している時( 乾燥や老化も原因 )は縦筋が入る事もあります。
「肝」が正常に機能していると、気血もスムーズに全身を巡り、自律神経のバランスも安定します。
働きが弱まると情緒不安定になり、無気力や落ち込みやすい不安感など。
働きが亢進する(高ぶる)と、イライラ、怒りっぽくなるなど。
女性の場合、過度のストレスで「肝」のバランスが崩れると、
気血の巡りが悪くなり血流量の調節もできなくなり、生理トラブルや月経前症候群(PMS)、
基礎体温の乱れの原因にもなります。
また、排卵がスムーズにおこらなくなったり、卵巣の働きや子宮の状態にも影響を及ぼしてしまいます。
体調だけでなく、排卵、着床、妊娠にも「血」の充実と、
栄養を運ぶ「血」や「気」の流れがスムーズであることが大切。
妊娠しやすいココロとカラダに近づくためにも、春は「肝」に注意し、
日頃から五臓のバランスを整え、気血の巡りを良くすることを意識して過ごしましょう。
気になる症状やわからないことがあれば、自己判断せずに私たちに相談してくださいね(⌒▽⌒)
☆オススメ食材☆
イカ あさり ハマグリ しじみ 春菊 アスパラ 菜の花 青梗菜
セロリ ニラ アボカド ゆず グレープフルーツ イチゴ ライチ
ミント クコの実 梅干し 薔薇 菊花 ウコン など
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