「啓蟄 けいちつ」
◎二十四節気
(一年を春夏秋冬の四つに分け、それをさらに六つに分けて季節を表すもの)
3月5日 「啓蟄 けいちつ」
(啓はひらく、蟄は土中で冬ごもりしている虫という意味)
冬ごもりしていた虫たちが冬眠から目覚め、春の訪れを感じ地上にでるころ。
寒さが和らぎ、動物や植物が目覚め始めるように、人間のカラダも心も活動的になります。
現代人を悩ます花粉症も盛んになる頃。
体力や免疫低下によって突然発症することがありますので、
疲労やストレスは溜めないように心掛けましょう。
アレルギー体質の方は、食生活や生活習慣を見直すことで体質を改善することも大切です。
漢方では、「気・血・水」の流れがスムーズな状態が健康。
「気・血・水」のうちのどれかが停滞し、バランスがとれていない状態だと不調があらわれます。
花粉症は、体内の水分バランスの崩れととらえられています。
鼻水や涙目は、余分な水分が滞り溢れている状態。
鼻づまりは、鼻の粘膜に水分が溜まって膨張している状態です。
普段から冷たいものを摂り過ぎたり過労やストレスがたまると、
胃腸の働きが低下し、水分代謝が悪くなるとも考えられています。
もともと胃腸虚弱な方は、バリア機能が弱く症状がでやすいようです。
症状を直接抑えることより、カラダのバランスを整えることを優先して改善を目指しましょう。
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