高プロラクチン血症がウソのように解決した理由とは。

子宝相談をしていますと、人生における出会いとタイミングについて感慨深く思うことがあります。

恵美さん(仮名 30歳代)は、3年前までは今と全く違う生活を送っていました。
当時は、高プロラクチン血症が判明し、とにかく子どもが欲しい一心で不妊治療を開始しました。
1年足らずでステップアップし、2年目からは体外受精を行い、顕微授精も6回すべて陰性。
一度も妊娠反応は出ませんでした。
プロラクチンの値は、カバサールを服用しても下がるはことなく、病院では「こんなにプロラクチン値が高いと妊娠しないのも仕方ない」と言われてきました。
仕事の合間をぬっての通院は大きなストレスで、体外受精を始めてからの夫婦仲は悪くなる一方で、ストレスとイライラを抱えながらケンカを繰り返す毎日でした。

赤ちゃんが授からないことだけでなく、夫婦の溝は深くなり、ついには離婚に至りました。
不妊治療も終了しました。

憔悴しきった恵美さんに、新たな出会いが幸せの日をもたらしてくれました。
新生活は充実した毎日でしたが、恵美さんは高プロラクチン血症のため妊娠できないのでは、と気になり結婚から半年後に検査を受けました。
プロラクチン値は、まったく正常になっていました。
その2か月後、恵美さんの自然妊娠がわかりました。
不妊治療でしか妊娠できないと思っていたのに、不妊治療でも妊娠できなかったのに、特別なことをしなくても妊娠したのです。

残念ながら、この妊娠は初期流産になり、次の妊娠に向かって漢方薬を始めることにしたのです。

漢方的に考えられるのは、恵美さんの高プロラクチン血症は、多大なストレスが原因だったのではないかということです。
彼女の場合は、薬に反応して正常化するようなものではなく、体と心のバランスからの要因が大きかったのでしょう。
幸福感と充実した毎日が、体と心のバランスに作用してひっかかっていたストレスを溶かしてくれたのではないかと思います。

ストレスは、最大の妨害因子です。
睡眠は、最も効率よく妊娠力を養います。

ストレスへの対応も十分な睡眠への工夫も、費用をかけずにできることです。
でも、自分自身の意思がなければできないことでもあります。
心がけ次第で体も変わると思います。

ぜひ、チャンスとタイミングを大切に受けとめていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

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