違う景色をみてみたい!〜二人目は穏やかに〜
「二人目は、もっと違う景色をみてみたいんです。」と初回相談時のお客さまの言葉には、一人目妊娠の記憶と、もう一度味わいたい喜び、そして叶えたい新しい願いが入り混じっていました。
一人目は体外受精で授かり、妊娠中は切迫流産の危険性から長期入院となり、病室の窓から毎日同じ景色を見て過ごし、不安でいっぱいでした。
「やっと出産できたときは嬉しかったけれど、あの期間はとても長くて辛くて、せっかくの妊娠を“楽しむ”余裕なんてありませんでした。」
今回二人目は自然に授かり、安定した穏やかなマタニティライフを送りたいとの願いを漢方による体づくりに託されたのです。
漢方による体づくりでは、妊娠を「種を育てる土壌作り」とイメージして捉えます。
冷えや血流不足を改善し、子宮や卵巣の環境を整えることに加え、妊娠後も赤ちゃんをしっかり守る“安胎”の力を高めます。
今回のお客さまは、もともと体の冷えと血の巡りの滞り(瘀血)が強く、生理痛や月経後半の出血のダラダラ感もありました。
そこで、温めて血流を促す漢方と、エネルギーを補って妊娠維持力を高める漢方を組み合わせ、毎月カウンセリングを重ね、体質の改善ポイントを確認しながらご継続いただきました。
結果的には、初回相談から11カ月目に自然妊娠のご報告をいただきました。
ご年齢的にも40歳代ということもあり、その後の経過も不安を感じられていましたが、一人目の時と違い、今回は切迫流産の兆候もなく、外出や家事をしながら穏やかに妊娠生活を送られお元気に出産を迎えられました。
「妊娠中も一人目の子どもの育児にも十分意識を注ぎながら過ごせたことが何よりでした。」とお話しくださいました。
二人目の妊活は、一人目とは状況も気持ちも違います。
前回の経験からくる不安や、年齢・体力的な課題もある一方で、「こうありたい」という理想像もよりはっきりしています。
一陽館薬局では、漢方の知恵を生かしてお客さまの理想に近づくために“授かる力”と“守る力”の両方を底上げできる手段をご提示してまいります。
「違う景色をみたい」という願いは、体質改善と心の安定が合わさったとき、ぐっと近づいてくるのだと改めて感じました。
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