赤ちゃんを迎えるためには「どこ」を整える?
「食事も睡眠も気をつけて、ストレス対策では仕事も辞めました、自分なりに頑張っているのですが、もう一押し力強いサポートが欲しいのです」とご相談にお越しくださったお客さま。
先日、初めての採卵で途中経過では10個以上獲得できる見通しだったのに、受精し凍結に至ったのは1個でした。
身近に聞く機会が増えた体外受精ですが、いざ自分が受けてみると想像を絶するしんどさで、みんな簡単に言っているようでもこんなにも大変な思いをしているなんて。
さらに、この後移植でも、また似たような辛さが起こるかと思うと気がすすみません。
かと言って、何もせず自然に任せていても難しそうだし・・と悩んでいたところ一陽館薬局を見つけたのです。
ここなら助けてもらえるのではないかと思い、相談に来ました。
気になることはたくさんありますが、妊活で整えるべきは「骨盤内の血流」 です。
子宮や卵巣が元気に働くためには、温かくて新鮮な血がしっかり届いていることが欠かせません。
漢方では、この血流の滞りを 「瘀血」 と呼び、妊娠しやすい体づくりの基本として考えます。
骨盤内は、子宮や卵巣といった大切な臓器が集まる場所です。
ここに十分な血が巡っていると、子宮内膜はふかふかと厚みを増し、卵巣は健やかに排卵を迎える準備が整います。
逆に、血の流れが滞ってしまうと、子宮や卵巣に必要な栄養や酸素が届きにくくなり、妊娠の可能性にも影響することがあります。
ところが、現代の生活習慣は、この血の流れを乱しやすい環境にあります。
冷房の効いたオフィスで長時間座り続ける生活、通勤や在宅ワークでの運動不足、夜遅くまでスマホやパソコンに向かう時間など、些細な毎日の積み重ねは、着実に体を冷やし続け、血流を妨げる原因につながっていきます。
瘀血は、はっきりとした症状だけでなく、さりげない体の変化として現れることもあります。
・生理痛が強くなった
・経血に塊が混じる
・生理前後にお腹が重く張る
・顔色がくすみやすい
これらは、血の巡りが滞る「瘀血」の典型的な症状ととらえます。
基礎体温の高温期がしっかり保てていても、生理の状態にトラブルが続くケースでは、子宮内環境に問題を抱えているかもしれません。
子宮は、受精卵を迎え入れるための大地のような存在です。
血流が豊かであれば、栄養たっぷりの柔らかな土のように、受精卵が安心して根を張り、すくすくと育っていくことでしょう。
一陽館薬局では特に骨盤内瘀血の改善に重点を置き、漢方の特性を生かし、体質や症状に合わせて処方をご提案します。
自己判断ではなく、体質や月経状態をしっかり見極めた上で、適切な漢方薬を取り入れることが望ましいでしょう。
瘀血の改善は、妊娠の準備を整えるだけでなく、女性の体と心を根本から支える力にもなります。
妊活は、がんばりすぎることよりも、体の声に耳を傾けることから始まります。
体質に合った方法で、少しずつ「巡り」を取り戻していきましょう。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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