花粉症体質と妊娠体質
124年ぶりの「2月2日の節分」。
よく言えば「ロマンを感じる」、別の言い方をすると「遠くてピンと来ない」のような気分ですが、地球の軸という、壮大な仕組みに沿って生活しているのだと感じますね。
そろそろ各地で花粉の飛散が拡大しつつあるようです。
今年は、昨年より飛散量が多い予報が出ている地域も多く、新型コロナ対策プラス花粉対策で混乱気味の声も聞かれます。
さて、花粉症体質と妊娠の関係ですが、まず、気になるのは、薬ですね。
妊娠していても大丈夫かどうか?
妊娠していない時と同じように服用できるか、服用してはならないならば、妊娠中の花粉症にどう対処するか?
”妊娠の意識” とともに迎える春は、例年とは違った過ごし方になります。
体質面では、花粉症を発症する人の特徴として。体を守る(維持する)エネルギーの不足があげられます。
いわゆる抵抗力や免疫力、自然治癒力といわれる機能ですが、花粉など異物への適応力の乱れという考え方で、
漢方では、このような状態や体質を「気虚(衛気虚)」といい、
対策として、「補気作用」を主体においた漢方処方で働きを補います。
体質面では、胃腸が弱い・下痢や軟便傾向も特徴的です。
妊娠と、気虚による花粉症体質は、何が関係するかというと、体の状態を「維持する」「守る」という力は、
着床や妊娠にも通じると考えられるためです。
妊娠してから軟便や下痢が続いている・・といった症状は、妊娠維持するために必要とされるエネルギーが不足しているサインとしてみられる場合もありますので、お早めにご相談いただければと思います。
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