精子力アップに漢方をおすすめする理由
不妊治療をしているのに結果が出ないといった妊活の行き詰まりの要因に、男性側のコンディションが関わっていることは案外多いと感じます。
男性不妊は「可能性としては考えるけれど、具体的な対策までは踏み込めていない」というご夫婦が多いのも現状です。
精子は“新たに作られる”けれど、“衰えない”わけではありません。
女性に”卵子の老化”があるように、男性にも”精子の加齢変化”は確実に起こります。
一般的には35歳を超えた頃から、精子の濃度や運動率の低下、DNA損傷率の上昇が報告され、40歳以上では自然妊娠率の低下や、子どもの健康リスクへの影響も指摘されています。
「精子は新しく作られるから大丈夫」と決め込んでいると現実を見過ごすこともあるかもしれません。
精子は確かに新生されますが、作る側の”体そのもの”が弱っていれば、質の高い精子は生まれませんよね。
男性不妊は“精子単独の問題”ではなく、さまざまな事情も影響します。
・精子数が少ない
・運動率が低い
・形態異常が多い
・精子の通り道の障害
・ホルモンバランスの乱れ
・精索静脈瘤
・慢性的なストレスや生活習慣の影響
これらはすべて、体全体の状態が精子に反映された結果とも言えます。
精子は、ご自身の分身のような存在であり、体調・血流・ホルモン・精神状態まで、正直に映し出します。
漢方が向いている理由はここにあります。
漢方では、男性不妊を「精子を増やす」「数値を上げる」といった一点突破では考えません。
本質そのものを整えることが大切だととらえます。
漢方の基本的な考え方として、
◎「腎」を補い、生殖の力を支えること
漢方でいう「腎」は、生殖機能や成長、老化を司ります。
腎が弱る(腎虚)と、精子を作る力そのものが低下し、精子の数・質の両面に影響が出ると考えます。
加齢、過労、ストレス、無理な生活リズムは、腎精を少しずつ消耗させていきます。
◎血流を整え、精子の“育つ環境”を良くすること
精子は血流によって栄養と酸素を受け取ります。
血の巡りが悪ければ、精子形成はスムーズに進みません。
精索静脈瘤のような状態も、体質的には瘀血(血の滞り)として捉え、全身の血流改善を重視します。
◎気を巡らせ、ホルモンの乱れを整える
精神的な緊張やストレスは、ホルモン分泌の乱れを起こし、精子形成にも影響します。
妊活は、男性にとってもプレッシャーがかかるものといえます。
漢方では、気の巡りを整え、心身をリラックスすることも大切にします。
精子は都度新生されるからこそ、その時どきの体調や生活習慣の影響を強く受けます。
漢方薬による体質調整と並行して、次のような生活の見直しは、精子力アップにも効果的です。
禁煙・節酒
適度な運動
亜鉛やビタミン類を意識した食事
睡眠の質の向上
適正体重の維持
一陽館薬局には、「夫婦で一緒に漢方を取り入れたいというご相談が増えています。
男性は、基礎体温を測ることもなく、生理のような定期的な変化もありません。
そのため、妊活の当事者意識を持ちにくい一方で、本音を打ち明けることが苦手な方もおられると感じます。
私たちは、ご夫婦の目線を揃え、同じ方向を向くための橋渡し役でもあります。
生活改善と漢方を組み合わせて「ご夫婦としての妊娠力を高める妊活」をサポートします。
これからの健康を見据えた体づくりとしても大切なことといえます。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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