精子の状態が良くないと言われ・・

4年あまり不妊治療を続けてこられたお客さまから、
漢方で精子を元気にすることができますか?とのご相談がありました。

不妊治療を始めてから、タイミング療法、人工授精、体外受精、顕微授精とステップアップと転院を重ねてこられました。
直近の採卵では、成熟卵5個に顕微授精をおこない、1つも胚盤胞にならず、医師からは、ご主人の精子の状態が良くないことを理由に挙げられました。

たしかに、ご主人は、仕事が忙しく、ストレスも多く、遅い夕飯の後これといった会話もなく寝てしまうという日々で、奥様もケンカになるのもイヤなので、あえて妊活の話題を出さないようにしているけれど、そういう奥様も仕事が忙しく毎日疲れきっているということなのです。

でも「子どもがほしい」と願う気持ちはご夫婦で一致しているのです。

この場合、問題点は3つ。
まずは、精子も卵子も妊娠も、ご夫婦の「カラダ次第」のものであることです。
治療方法よりも何よりも、ご夫婦がお元気であることが「赤ちゃんとの出会い」の第一歩ではないでしょうか。

次に、各々の役割として、ひとつは精子の状態を向上することです。
精子の元気にかかわるのは、精力=生殖の源となる力(そのかた自身の生命力)の充実と、気=活発さを発揮するエネルギーです。
生命力を過度に消耗するような仕事だったり、生命力の充電時間でもある睡眠が不十分などは、本来の精力を発揮できる状況とはいえない可能性もあるのではないでしょうか。
卵子の状態も同様に、十分に持てる力を発揮できる状態であってこそ、その上で年齢の影響云々ということであり、十分に発揮していない状態で年齢の影響とは決められないのかな、とも思います。

さらに、最も外せない重要なポイントとして、子宮環境を挙げます。
毎月ひどい生理痛があり、子宮筋腫や卵巣にはチョコレート嚢胞もあり、慢性的な冷え性・・となると漢方では「瘀血」つまり新鮮さのない滞っているととらえます。
シンプルに、フレッシュで血行が良いほうが、ご自身の体調もよいでしょうし、赤ちゃんにとっても居心地がよいのではないか、ということです。

妊娠に辿りつくには、さまざまなチェックポイントをスムーズに通過することが必要です。
卵子だけのせいでもないし、精子だけの問題でもないし、妊娠するには受けとめる子宮の準備が整っていることも大切です。

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