確率は平等じゃない
私の年齢だと妊娠率が低くて・・と嘆かれるかたも少なくありません。
たしかに医学的なデータを見れば、年齢が上がるごとに自然妊娠の確率は下がっていきます。
20代と40代では、確率に差があるのは事実です。
しかし、統計としての確率を、妊娠するかしないかの確率に当てはめるには、少し違和感があります。
仮に10名の妊娠率が50%だったとしたら、5名は妊娠率100%、5名は0%です。
妊娠率が20%だったなら、2名は100%、8名は0%です。
それは、皆が平等に可能性を期待するための数字ではなく、妊娠する=100または、妊娠しない=0のいずれかしかない、つまり”確率”というより”平均値”なのです。
平均値は「あなた自身」の可能性とはイコールではありません。
特に「妊娠」には、やはり「確率だけでは表しきれない=平均化できない“奇跡”の積み重ね」があると感じます。
健康であっても、すぐに授かるとは限らず、逆に医学的には難しいと言われていても、授かることもあります。
確率は「個人の未来」を決めるものではないと思うのです。
漢方の観点では、「年齢」よりも「いまの身体の状態」を重視します。
年齢的には40代でも、子宮や卵巣にしっかり血が巡り、体が温かく、ホルモンのバランスが整っていれば、妊娠への道のりはそう長くはならないと考えます。
また、年齢的には余裕があるようでも、冷えやストレス、睡眠不足などで体が整っていなければ、妊娠は難しいケースも見受けられます。
大切なのは、ご自身を確率に当てはめるのではなく、お体を見つめ直し”過不足”を見極めて整えていくことではないでしょうか。
少しずつでも「妊娠しやすい体」へと近づいていくことで、“平均”に左右されない「あなた自身の可能性」が拓けると信じています。
一陽館薬局では、”お客さまだけの歩み”に、優しく漢方の知恵を添え、ぶれないお気持ちにていねいに寄り添いながらサポートすることをお約束します。
あきらめたくない気持ち、どこかにあきらめる理由を探しながら不安な日々をお過ごしの方のお力になれれば私たちもうれしく思います。
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