着床の窓から見える景色とは
何度か体外受精を受けても着床しない・・となると、そもそも移植日と「着床の窓」がずれているのでは?と不安になり、検査を受けることに。
たしかに、着床を受け入れるタイミングに移植するほうが有利に思われます。
ただ、検査結果の可否と妊娠するかどうかは必ずしも合致しないのが難しいところかもしれません。
例えば、「着床の窓」を確認するためには、一周期を移植周期同様のホルモン補充などを施すことになります。
この周期はもちろん妊娠のチャンスはないものとなります。
中にはホルモン剤による影響を受けやすい方もおられ、一度ホルモン剤を使われると排卵や生理周期が乱れ数ヶ月回復しない場合もあります。
つまり、検査で知り得るメリットと、犠牲をはらうデメリットやリスクと、両方を受け入れる覚悟が必要なのだと思います。
卵子の質がよくない、卵巣機能が低下している、年齢的に妊娠率が低い・・・不安がよぎると歯止めがきかないくらい焦りが押し寄せてくることもあると思います。
でも不利な状況だからこそ、大切に1個も1回も逃さず、ご自身の全力で勝負することが必要だと思うのです。
“着床の窓”も”卵子の質“も大切ですが、それ以前に、塊混じりのドロドロ経血が示す意味だったり、排卵日が安定しない理由だったり、生理不順の原因だったり、妊娠を受け入れる環境の不備を改善することが最優先ではないでしょうか。
身体そのものの土台が妊娠成立に不向きな状態なら、何をやっても、いくつかの情報がわかっても、やはり妊娠成立に向けて進む可能性は低いでしょう。
土台づくりは漢方の役目です。
ぜひ早めに取り組みたい条件の一つでしょう。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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