着床の条件はミリの世界
「ちゃんと排卵しているのに、なぜ妊娠しない?」
というかたは案外多いのではないでしょうか。
着床に至らない理由のひとつに“子宮内膜の厚さ”が挙げられます。
子宮内膜は、受精卵のベッドの役割を果たすと言われるように、どれだけ素晴らしい受精卵でも、ベッドが硬くて薄ければ着床はできませんよね。
やはり妊娠するかどうかは内膜次第だなぁと感じることがあります。
内膜の厚さひとつで、妊娠の命運が分かれると言っても過言ではないと思います。
そもそもとして、「排卵している=妊娠できる」とは限りません。
ホルモンのバランスが整っているように見えても、いわゆる”子宮が冷えている“人が非常に多いのです。
・生理が短くて少ない(3日で終わる、生理痛はほぼない)
・低温期の体温が36.0℃以下
・着床期に子宮の違和感や下腹部痛がある
こういった状態は、子宮内膜が十分に育たないサインと考えられます。
とりあえず「生理があれば大丈夫」ではなく、「子宮内膜が弾力と温かみと厚さが十分足りているかどうか」が妊娠には大切なのです。
漢方では、子宮内膜は「血の海」と呼ばれるほど“血”に支配された場所で、内膜が薄い方のほとんどは、“血が足りていない”(血虚)か、“血が滞っている(瘀血)”のどちらか、あるいは両方を抱えています。
◎血虚タイプは、材料不足。
生理が極端に少ない、貧血気味、疲れやすい、眠りが浅いなどのタイプは、補血・補陰の漢方処方で“内膜の材料”を与えます。
◎瘀血タイプは、流れの障害。
生理に塊、強い痛み、経血の黒ずみなどがみられるタイプは、“古い血”を動かす処方で、内膜の再生を促します。
子宮に血が届いていますか?
実際、冷えやストレス、無理なダイエット、睡眠不足で子宮に十分な血が届いていない方が多いのが現実です。
子宮内膜は、血が足りないと育ちませんし、また、
子宮が冷たければ、受精卵もそこに根を下ろすことはできないのです。
「移植しても、内膜の厚さがギリギリ」
「毎回、薄くてキャンセル」
「移植しても、着床しない」
このような状況の方は、ホルモン剤だけではなく、“ご自身の血を育て、巡らせる”ことが必要かもしれません。
つまり、子宮内膜に余裕かあれば着床にも有利になります。
桃福宝では、腎を温め、血を補い、巡らせ、
冷えと血虚・瘀血のすべてにアプローチするための一陽館のオリジナル処方です。
あなたの子宮は、着床を受け入れる準備ができていますか?
卵子の質も大事。
ホルモンももちろん大事。
でも、「着床できる土壌」がなければ、何も始まりません。
一陽館薬局では、ホルモン治療のダメージや貧血や血流不足に対して「桃福宝」を中心にして、お一人おひとりの体質に合った方法で、子宮内膜を整えるお手伝いをします。
子宮内膜や着床環境が気になっているかたは、ご相談ください。
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◎陽子先生妊活Instagram
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