男性不妊の注意点
あくまでも、私がカウンセリングで感じるものですが、「男性不妊」は、女性不妊とは違った色合いが見られる場合があります。
というのも、女性に比べて男性は、いまひとつ「不妊」に対して向き合い方に距離があり、「現実味ある自分のこと」としてリアルに受けとめる傾向が少ないように感じます。
しかしながら、男性不妊···精子の数が少なかったり、精子の運動率が低かったりだと、それらの検査結果により、不妊治療の内容が決まり、不妊治療となると、度々通院し、薬を飲み、注射や点鼻や坐薬を投与されることになるのは、女性なのです。
不妊治療は、ご夫婦が心ひとつに協力しあって実行されるはずですが、実際に治療の前線に立つ割合は、圧倒的に女性になります。
もし、精液検査の結果があまり良くなかったら、どうするか?となると、女性の多くは不妊治療を受ける覚悟を決めるわけですが、原因の一端は男性にあるということを、女性の覚悟と同じレベルで認識していただきたいと思います。
女性も、覚悟を決めたとはいえ、混乱や不安が大きく、イライラしたり情緒不安定になったりしながら、やや意識低めのご主人に対して、伝えるべきことをうまく伝えなくてはなりません。
初期に焦って力が入り過ぎると、ご主人も感情的になったり、意固地になったりして、ギクシャクしてしまったりすると、元も子もありません。
こういう時には、ご夫婦の関係を良好に維持していくためにも、私たち一陽館のカウンセリングを利用していただきたいと思います。
奥様という立場では伝えきれないことや説明が難しいことも、私たちがご夫婦の間を取り持つように、しかしある程度ズバリ切り込むことができます。
デリケートな話題だからこそ、傷つけない、
無理しないことも大切です。
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