男性不妊のお悩み

「男性不妊」に関する女性のお悩みが増えています。
医学的な問題を伴う男性不妊なら、必要な医学的な措置がとられますが、私どもに奥さまがご相談くださるケースは、とても日常的なことです。

たとえば、精液検査ではまったく問題ないという結果が出るのに、なかなかご夫婦が共有する時間がとれないというケース。

今回のご相談では、お互いに赤ちゃんが欲しいという気持ちはあるけれど、お互いに仕事が不規則で、タイミング療法も女性側は無理して時間を確保して通院。
奥さまの期待を感じるだけに、男性には大きなプレッシャーで、仕事の都合や体調により予定通りにタイミングをとることが大きな負担となり、そしてまた生理を迎えることに。
もう、互いのストレスはピークに達して、余計な言葉も噴き出して溝が深まってしまう・・。
焦りと不安から、相手に対する苛立ちを抑えられなくなっているのです。

毎月、同じようなイザコザを繰り返すうちに、夫婦関係もどこかぎこちなくなり、その状態がまた焦りとストレスにつながる悪循環です。
前向きな行動のはずなのに摩擦を生じ、相手を思うほど距離が開く、というようなお話を聴く時「きっとご自身も自分を見失われているのでは・・」と感じます。
まずは、「相手が思い通りに行動しない」「相手のことを考えて」・・・というよりも自分自身として自分に向けてできることを考えてみるとよいと思います。
生理や体力や睡眠など、自分自身について基本的なことに目を向けて整えてみることが、まずは第一歩です。

また、別のご夫婦では男性不妊の診断を受けていても、女性と同じ方向を向くことができないケースもあります。

医学的な原因がどちらにあっても女性は不妊治療の対象になり、通院や薬剤などでかかる心身の負担は相当なものとなりますが、そのストレスは、もしかしたら男性の理解により増大することも軽減することもできるのかもしれません。

けれどもご主人の対応に柔軟性がない場合には、最小限度の不妊治療で妊娠成功をめざす方法を考えてみると良いのではないかと思います。
成功率を上げるために大切なのは、不妊治療の成果が出やすい体に整えておくことです。

冷え性や胃腸虚弱など体質的な問題や、睡眠不足や疲労など生活面の問題など、直接不妊の原因とならないように思われることでも、一つ一つの不調のサインを解決することによって、今よりも体調がずっと良くなる可能性があります。

ご夫婦それぞれの「タイミング」が必ずしも一致する時ばかりではないと思いますが、ご自身に対してもパートナーに対しても無理をし過ぎないようにしてみると、少し余裕ができるかもしれませんね。

絶妙のコンビネーションです

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