生理の量を整える意味

年齢的に?
不妊治療を受けるようになってから?
経血量が減少傾向のかたもあれば、
子宮筋腫や子宮内膜症があるために多量の経血に悩まされるかたも。

正常な経血量は 1回の月経で平均約50~80ml程度とされますが、正しく計量するのも難しい上に個人差もありますから、自身の生理が正常範囲かは判断しにくいですね。

参考までに目安としての確認方法をあげてみます。
◎ナプキン・タンポンの交換頻度
正常範囲は2~3時間ごとに交換するところ、過多月経では1~2時間程度または夜用ナプキンでも漏れることがあり、逆に過少月経では1日1~2回の交換でも十分足りる程度で、多量の人と少量の人では、生理に対する印象も全く違うと思います。

◎経血の状態について
生理は、経血の色が鮮やかな赤~やや暗めの赤色で、塊が少ないのが一般的ですが、過多になると暗赤色でドロドロした感じで血の塊が多い瘀血傾向が強くなります。
過少タイプではピンクがかった色、または黒っぽく粘度があり生理以外にも血虚や寒証傾向が見受けられます。

一般的に、経血の量と子宮内膜の厚さは関連しており子宮内膜が厚くなれば経血量も増え、薄ければ経血量は少なくなります。

では子宮内膜の厚さと経血量の関係はどうでしょうか。

子宮内膜は、排卵期~黄体期にかけて厚くなり、通常は 8~15mm ほどになります。
生理ではこの内膜が剥がれ落ちるため、厚みが良好であれば経血量も通常範囲になります。

経血量が多い場合(過多月経)は、子宮内膜が過剰に厚く(15mm以上)なります。
エストロゲンが過剰になり内膜が過度に成長するため、経血量が増えやすくなります。
子宮筋腫・子宮腺筋症などの影響で過量となることも多いです。
特に瘀血がひどいとドロドロ血となり子宮内膜の質が低下して血流も滞り、子宮内膜が剥がれにくい状態となり、まとめて剥がれ落ちて大量出血につながる場合もあります。

逆に経血量が少ない場合(過少月経)は、エストロゲン不足により子宮内膜が十分に厚くならず(5~7mm以下)子宮内膜が薄く、剥がれる量も少なくなります。
黄体機能不全や無排卵周期では、内膜が適切に発達しない場合もあり経血の量は極端に少なくなることもあります。。

経血の量は、生活に密接に関係しますから、ストレス、冷え、睡眠不足、不規則な生活、食事の不摂生など妊娠にも影響するため、妊娠に向けての体づくりのヒントになります。

一陽館薬局では、奈良県はもとより全国からの不妊相談が寄せられます。
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