生理が来るのに排卵していないとは?
一般的には、生理が来る=排卵がある、というイメージですが、時々イコールにならないパターンもあります。
医学的にみると、生理とは「子宮内膜が剥がれて出血する現象」を指します。
一方、排卵は「卵巣から成熟した卵子が放出される現象」のことです。
本来は排卵→黄体形成→黄体ホルモン分泌→子宮内膜が厚く保たれ、妊娠が成立しなければホルモンが低下して生理が起こる、という流れが理想です。
ところが、排卵が起こらなくても、ホルモンの変動によって子宮内膜がある程度厚くなり、結果として“生理のような出血”が起こることがあり、「無排卵性月経」といわれます。
無排卵性月経は、思春期や更年期に多いとされますが、妊活世代でも見受けられます。
ストレス、急激な体重変動、過度な運動、睡眠不足、慢性的な疲労などが視床下部—下垂体—卵巣系のバランスを乱し、排卵まで至らない状態を招くことがあります。
また、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)のように、卵胞は育つものの排卵に至らない期間が長くなる体質もあります。
基礎体温でみると、低温期と高温期の二相性がはっきりせず、高温期が確認できないことがあります。
ただし、体温だけで排卵の有無を断定するのは難しく、ホルモン検査や超音波所見とあわせて確認することが大切です。
漢方的にみると、排卵が起こらない状況はいくつかのパターンが存在します。
気血が不足して卵巣を十分に養えない状態、血の巡りが滞って排卵のタイミングが乱れる状態、腎の力(生殖を司るエネルギー)が弱り、卵を押し出す力そのものが低下している状態などです。
表面上は生理が来ていても、排卵の仕組みがスムーズに働いていないのです。
妊娠は「排卵できる体力」「排卵を指令する神経・ホルモンの連携」「卵巣と子宮を支える血流と栄養」、そのすべてが揃ってはじめて成立します。
一陽館薬局では、安定した排卵周期を維持することをめざして、卵巣を元気にする、栄養をしっかり届ける血流の安定を中心に、お一人おひとりに合った漢方相談をおこなっています。
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