煮詰まっていませんか~心火とは~

妊活のご相談では、「冷え」や「血流不足」に悩む方が多い一方で、逆に「熱が強すぎる」タイプの方も少なくありません。
その代表的な状態が「心火上炎」や「心火亢進」です。

先日の30代後半のお客さまからのご相談。
「ここ半年ほど生理周期が短くなって、23~25日くらいで来るようになっています。
出血量は多めで色は真っ赤です。
その頃からか、夜は寝つきが悪く、寝ても夢ばかり見てすぐ目が覚めてしまいます。
最近は仕事でもイライラしやすくなり、自分自身でも辛いです。
これも体質ですか?年齢のせいでしょうか?」

お話を伺うと、つい夜遅くまでスマホを見てしまい、毎日0時を過ぎて寝ようとしてもなかなか寝付けないとのこと。
食べ物は辛い刺激物が好みで、口内炎もできやすいとのこと。
忙しくて、生活も不規則です。
お顔も赤みが強く、舌も真っ赤で、見るからに余分な熱がこもり、体の上部に昇っている状態がうかがえます。

夏の猛暑も重なって「心」(=しん)に熱がこもりやすいことも不調の要因と考えられます。
・顔が赤くのぼせやすい
・焦りやイライラ、落ち着かない気分
・不眠・夢が多い浅い眠り
・口の乾きや口内炎、口の苦み
・生理周期が短く、経血量が多い
このような状態を「心火上炎」「心火亢進」といい、単なるストレスや体質ではなく、「心」にこもった ”火” が燃え上がっている様子ととらえます。

妊娠には、安定した周期と精血(せいけつ=エネルギーと血の源)の充実が欠かせません。
心火が強まると、血も熱を帯びる(=血熱)によって月経が短くなり、出血傾向(=炎症)が強くなるなど、体のリズムも崩れてしまいます。
さらに、眠りの浅さや心(=こころ)の不安定さは、自律神経やホルモン分泌に悪影響を及ぼし、妊活を妨げる要因にもなってきます。

”気持ちは焦っているのに、体は休まらずどんどん疲れていくという悪循環に陥っている”と感じられたら一度ご相談いただきたいと思います。

「心火」を鎮めるためには、火照りを冷ますと同時に、心(=こころ)も静めることが大切です。
生活面では、夜更かしをやめて睡眠時間を確保すること、熱を発生する辛い食べ物やアルコールを控えるだけでも変わってきます。
漢方では心にこもった火を冷まし、心身を落ち着けていく処方を用いることで、自然に体のバランスが整っていきます。

一陽館薬局では、生活の見直しアドバイスと漢方処方によるの体質改善サポートをお受けしています。
妊活中は「もっと頑張らなきゃ」と気持ちを奮い立たせがちですが、時には心火をしずめて、心身を落ち着けることが妊娠への近道になることもあります。
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