漢方で強い卵子に
卵子の質を高めるために、漢方でできること。
体外受精のために、通院、服薬、注射・・・1年で4回の採卵に挑み、獲得できた卵子はゼロでした。
あと1回は、顕微授精後進まず移植に至らず。
「卵子の質を良くしたい」というご相談は、一陽館薬局の妊活相談でも非常に多く寄せられます。
しかし、卵子の質はサプリメントや特定の栄養素だけで短期間に改善できるものではありません。卵子は排卵まで数か月かけて、卵胞の中で少しずつ成熟を続け、その過程で血流、ホルモン環境、ミトコンドリア機能、酸化ストレスなど全身の状態の影響を受けます。
そのため、不妊治療においても「卵子の質を改善する方法」は大きな課題となっています。
漢方では、卵子そのものに働きかけるのではなく、卵子が健全に成熟できる体内環境を整えることからアプローチします。
生殖機能を司る「腎」、卵胞へ栄養を届ける「血」、生命活動の原動力となる「気」の充実を重視します。
例えば、腎虚では加齢に伴う卵巣機能の低下がみられやすく、血虚では卵胞への栄養供給が不足しやすくなります。また、瘀血では骨盤内の微小循環が滞り、気虚では卵胞を成熟させるための代謝エネルギーが不足しやすくなります。
これらはAMHやホルモン値だけでは示すことができない部分であり、不妊治療という手段とは別の側面から月経周期、生理の状態、基礎体温、睡眠、疲労度、舌に現れる様子などを総合的に分析し、体質を見極めながら漢方薬を選択します。
一陽館薬局では、年齢やAMHの数値だけにとらわれることなく、不妊症や不育症の要因となっている体質まで丁寧に確認し、お一人おひとりに合わせた漢方治療をご提案しています。
卵子を直接「若返らせる」ことはできません。
しかし、卵子が育つ環境を整えることは可能です。
採卵を繰り返しても良好胚が得られない方、受精率や胚盤胞到達率に課題がある方、反復着床不全や流産を経験された方にとっても、体質改善は不可欠と考えられます。
強い卵子が育つ環境は、妊娠力そのものを表しています。
漢方では、「卵子の質」「卵巣機能」「子宮環境」を一つの流れとして捉え、自然妊娠力をサポートする体づくりを大切にしています。




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