漢方で「卵子の質」を養うには
「卵子の質」という言葉は、不妊治療の中でいちばん傷つきやすい言葉のひとつだと思うことがよくあります。
ですが、最も登場機会が多い言葉かもしれません。
「質が悪い」と言われても自分ではどうすることもできない、気持ちは追い込まれ、もっと治療を頑張らなくては、とご自身に鞭打ってでも進もうとされるご様子も伺います。
取り返しのつかないことのように感じてしまうのも理解できます。
でも、私が”どうかそのまま諦めないでほしい”と思うには理由があります。
漢方的にみると、卵子の質は「今の体の状態の鏡」だと考えられます。
鏡は、磨けば映りが変わります。
体を整えれば、卵子が育つ環境は必ず変わります。
私はこの信念のもと、長年多くの妊活中の方に寄り添ってきました。
漢方では、卵子の質は「腎の精気」と深くつながっていると捉えます。
腎とは、生命エネルギーの貯蔵庫の役目があり、成長・発育・生殖・老化、すべてに腎の力が関わっています。腎の精気が充実しているほど、卵巣は豊かになり、卵子も充実します。
そしてもう一つ大切なのが、「血」の状態です。
卵子は血によって養われますから、血が不足していたり、滞っていたりすると、いくら腎の力があっても卵巣に栄養が届きません。
冷え性、生理痛、経血に塊が混じる、肌のくすみなどは、血の状態が映されていると考えられます。
さらに、「気」の流れも見過ごすことはできません。
不妊治療中の焦りや不安、プレッシャーは、気の流れを滞らせ、気が滞ると血の滞りにもつながります。
心と体は、漢方では切り離せない一つのものなのです。
つまり漢方では、腎を補い、血を養い、気の巡りがスムーズであるとき、卵子の質にも好ましい卵巣の環境へと変わっていくのです。
「年齢だから仕方ない」とおっしゃる方もおられます。
確かに加齢とともに卵巣機能は低下に向かいます。
でも、何歳であっても体は今この瞬間も変わり続けています。
一陽館薬局では、40代で漢方を始められて妊娠された方がたくさんおられます。
大切なのは、今のご自身の体の状態を知り、お体に合ったケアを丁寧に続けることです。
漢方は、体の根っこから整えていくことで着実に有用性の高い変化が期待できます。
何が足りていないのか、何が滞っているのかを一緒に丁寧に見直していきましょう。
一陽館薬局では、お一人おひとりの体質と状態に合わせたご相談をお受けしています。
まずは、あなたの体の声を聞かせてください。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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