温め過ぎも良くないって? 〜正しい夏の温活のすすめ〜

一陽館薬局の所在地である奈良は、梅雨らしい期間がほとんどないまま真夏の暑さが始まりました。
皆さまのお住まいのエリアはいかがでしょうか。

暑さが厳しいほど、体温管理は難しいですね。
窓を開けても風は熱風ですし、夜もエアコンなしでは寝苦しく、室内にいてもムッとしたサウナに入っているような蒸し暑さに、さすがに温度設定も少し下げて、“あぁ涼しい!“とスッキリしたくなりますね。
こういった理由から実は、寒い冬よりも暑い夏のほうが冷え対策は難しいといえます。

ところが、冷え対策のつもりが、”冷えを防ぐ”ことを通り越して、”温めること”になっているケースが見受けられます。

「冷えは万病のもと」と言われるように、妊活において“温活”は多くの方が意識されていることと思います。
実際に、手足が冷える、下腹部が冷たい、という方には、子宮や卵巣の血流不足によることもあり、漢方的にも「冷え」は血流や血液不足など「妊娠の軸」となる条件と直結するため、不妊の大きな要因と考えられています。

今年はすでに暑い期間が長く続いており、熱がこもりやすい状況がある上に“温め過ぎ”が重なり、「いつもと違う不調」に関するご相談が、増えています。
真夏でも靴下とレッグウォーマー、腹巻き、カイロ等、寒い時期とそんなに変わらない“温活“を続けていませんか?

炎症・酸化・瘀血・過剰な出血という症状は、漢方的には“温めすぎによる熱証”と捉えます。
気になるトラブルはありませんか?

漢方では、体の状態を「冷えている」「熱をもっている」「虚している(弱っている)」などに分けて捉えます。
「冷えている」と症状としては同じように思われても、誰もが温めればよくなるわけではありません。
例えば、
「虚熱」タイプ(=体力がなく、内面がのぼせやすい)では、温めすぎると、頭痛やイライラ、不眠などの悪化につながります。

「瘀血」タイプ(=血流が滞って熱がこもりやすい)では、熱を加えると、生理痛や経血量の増加、出血過多につながることもあります。

つまり、“冷え”にはその人なりの背景があり、それに応じた対策が必要なのです。

夏の温活で意識したいポイント
◎触って冷たいところを緩やかに温めること
 → お腹や腰を触って冷たく感じるなら、湯たんぽやカイロでやさしく温めましょう。
熱すぎると逆効果になることもあり加減しましょう。

◎お風呂は「芯から温める」こと
 → 38〜40度くらい(ぬるめ)のお湯に、15~20分程度ゆっくり浸かるのがおすすめです。
シャワーだけでは温活としては不十分です。

◎ “温める”食材は適切に選ぶこと
 → 生姜やにんにく、シナモンなどは温め効果がありますが、体力がない人には刺激が強すぎることもあります。
  合う・合わないを知ることが大切です。

◎ “巡らせる”こと
 → 温めるだけでなく、体を動かす・ストレッチをするなど、「巡り」を意識してみましょう。

真夏に汗をかいているのに、無理して温めようとし過ぎて“余計な熱”を逃がせなくなり、内側にこもってしまうと、何らかの形で外へ出そうとする反応が起こります。
その結果が、炎症・酸化・瘀血・出血といった形で現れることもあります。

一陽館薬局では、漢方の基本である気血水の巡りを整え、バランスのとれた体づくりによって健康的な妊娠をサポートします。
無理せず、夏には夏の温活をしましょう。

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