流産後の体調回復~生理周期の変化~

流産は、心身ともにつらく、負担も大きい経験です。
体調変化も慎重に様子をみながら「次の妊娠のために何ができるのか」と前向きになろうと、その体づくりの一歩を漢方で始めたいとのご相談いただきます。
その中でも、生理の再開や周期の変化における不安は多くの方が感じられることと思います。

流産後の生理は、一般的には1か月前後で戻るとされていますが、ホルモンの回復には個人差があり、少し時間がかかることもあります。
「いつごろ、どのように戻ってきたかどうか」に着目することが体づくりの目安となります。
周期や出血の状態、痛みや経血の色や量の変化などから、ホルモンバランスや血液不足、血流など、不足している要素は補い、バランスを整えることがスムーズな体づくりにつながります。

流産後のトラブルでよくあるのが「生理周期が早くなった」というご相談です。
以前よりも排卵が早まったように感じたり、周期が21日未満になったりする場合もあり、「何か異常が起きているのでは」と不安になられることでしょう。

漢方では、このような生周期の短縮をいくつかの状態として捉えます。
たとえば、流産によって血液や潤いが大きく失われると、身体の陰陽バランスが乱れリズムを保つ力が弱まってしまうことがあります。
この結果、熱が内側にこもり、排卵が早まったり生理周期が短くなったり、経血量の減少が起こる場合があります。

また、流産という出来事によるショックから心身ともに大きなエネルギーを失うと、漢方でいう「気虚」という状態となり、回復が追いつかない場合は、出血をコントロールする力そのものが低下してしまい、周期の乱れや持続的な出血に繋がることもあります。

このように、流産後の生理周期は、身体の潤い不足、エネルギーの消耗、内熱のこもり、そして心の負担など、複合的な要因が絡み合っており、単純な「ホルモンの乱れ」だけではない体質的な変化も含んでいると考えられます。

生理周期の変化は、今のからだの状態を反映していると受けとめ、しっかりと立て直す時間を持つことが、次の妊娠への確かな準備になります。

一陽館薬局では、流産後の生理周期の回復も漢方でしっかりサポートいたします。
生理がなかなか戻らない、生理周期が乱れている、以前とは明らかに違うなど、「こんな調子でいいのかな?」と思われた時は、やり過ごさずにご相談ください。
身体全体のバランスを整えながら、その人に合った自然な回復を支える”漢方の知恵”を生かして、お体のペースに丁寧に寄り添ってまいります。

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