卵巣機能を守る秘訣
「年齢のせいか、最近こんな様子で・・・」と受け入れがちな変化こそ大切な妊娠を決定づけるポイントだったりすることがあります。
妊活を始めてみると、「思っていたよりうまくいかない」と感じるとき、原因のひとつとして見過ごされやすいのが「卵巣機能の低下」です。
卵巣は卵子を育て、排卵をする大切な臓器ですが、その力は年齢とともに少しずつ低下していきます。
ただし、卵巣機能低下は加齢だけが理由ではありません。
生活習慣の乱れや過度のストレス、体の冷えや血流不足も卵巣の働きを弱める要因になるのです。
場合によっては実際の年齢より働きが弱っていることもあります。
・月経周期がだんだん短くなってきた
・経血量が少なくなってきた
・高温期が安定しない
・基礎体温がガタガタになりやすい
・採卵をしても卵が取れにくい、成熟しにくい
「個人差」「年齢のせい」とやり過ごすかたも多いですが、血の巡りやホルモンのバランスなど卵巣の働きを妨げる要素が改善されると、卵巣そのものの力を取り戻すことも期待できます。
卵巣を守るために、できることから見直していきましょう。
◎生活リズムを整える
夜更かしや過労は卵巣に負担をかけます。
十分な休養とバランスのよい食事を心がけましょう。
◎体を冷やさない
冷えは卵巣や子宮の血流を妨げ、機能低下を早める原因になります。
腹巻きや温かい飲み物で「温める習慣」を大切にしましょう。
漢方で卵巣機能に相当する考え方に「腎」があげられます。
「腎」とは、生殖や生命維持とそれに必要な体力やホルモン分泌などを蓄えています。
腎が元気であれば、生命エネルギー(=精)が充実し身体の土台がしっかりします。
腎精の充実が卵子や精子の質にもかかわっています。
漢方処方では、腎の働きを補う「補腎薬」や、血の巡りを良くする「活血薬」により卵巣の力を養うことを目ざします。
一陽館薬局では、お一人おひとりの体質に合わせて子宝漢方をご用意することで、自然な妊娠力を整えることができます。
卵巣機能の低下は、誰にでも訪れる自然な変化です。
しかし、早めに気づいてケアを始めれば、妊娠のチャンスを広げることができます。
「なんとなく月経が変わってきた」と感じたときが、ご自身の体を見直すきっかけです。
どうぞ一人で悩まずに、ご相談いただきたいと思います。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
※ブログで取り上げて欲しいテーマはInstagramDMまたは公式LINEメッセージにて受付中
◎陽子先生妊活Instagram
この記事へのコメントはありません。