桃福宝の効用

桃福宝の改善範囲についてお話します。

まず、お伝えしたいのが
桃福宝は、半年から1年くらいまでの期間服用することで、
約7割～8割（一陽館相談症例のうち）のかたの
不妊状態の改善を目指して開発したものです。
当然のことではありますが、
すべての方が「飲めば妊娠できる」というものではありません。

有効な方にも、
効果が得られやすいケースと効果が得られにくいケースがあります。

最も効率がよいのは、不妊治療経験がないか不妊治療半年までくらいのケース。
効果が出やすいポイントは、子宮内膜の状態にあると私たちは考えています。

不妊治療に使用される薬剤の副作用に「血栓ができる」というものがあります。
血栓というのは、いわゆる「血が固まること」です。
桃福宝に限らず、漢方で考える不妊状態の最大の原因は「逖€血」
すなわち「血がドロッとした状態になり巡りが停滞すること」にあると考えます。

要するに、
不妊治療で使用される薬剤と漢方で目指す体づくりに使う漢方薬の働きかけは
「血のめぐり」が関連する作用に対しては、
全く相反する状態があるということです。

また、年齢を重ねるほど「血行不良状態」が定着していますから
逖€血状態も根深くなっていくのが一般的です。

だから、桃福宝で速効性があるケースは、
「なるべく逖€血状態が深刻でないもの」ということになるのです。

では、「逖€血状態が深刻なケース」と思われる場合は、どうするか。
桃福宝で基本的な状態を整えながら、
根深い逖€血体質や陳旧性の逖€血へアプローチするための
漢方処方も必要となってきます。

「逖€血」は、血液という物質だけでなく、
すべての「めぐり」を停滞させ、
働きを妨げる要因になると考えられますので
この対策が妊娠への最重要ポイントとなります。

次回は、さらに必要な条件についてお話します。