排卵誘発;薬に慣れるということ

採卵の回数を重ねるうちに、期待したようにうまくいかなくなってきた、というご相談をお受けすることがあります。
または、体外受精時の採卵に限ったことではなく、タイミング療法や人工授精などで排卵誘発剤を使用し続けた場合にも、治療開始当初のように卵の発育が進まなくなり排卵を迎えるまでに時間がかかるようになってお悩みの声も聞かれます。

今回のかたも、この半年間で4回の採卵を試みました。
1回目は成熟卵が2個、受精し1個が胚盤胞に至り、移植し着床反応はあったものの妊娠に至らず。
2回目は、成熟卵1個、変性卵1個、成熟卵は受精するも胚盤胞を目指す途中で発育停止。
3回目は、1個採卵できたものの受精せず。
4回目は、発育が遅く3週間にわたりHcg注射を増量しながら継続投与したものの、発育の傾向が見られないためキャンセルになりました。

4回目の採卵中止を受けて、年齢的な限界と言われ体を休めるようにとのこと。
今後の不妊治療の継続についても夫婦でよく話し合うようにとのこと。

「可能性ゼロとは言わないけれど、私はもう治療してもダメという意味だと受け取りました」とお客さま。
沈黙の時間をはさみながら、冷静を心がけて言葉を重ねられる様子が伝わってきます。

でも、こうして私に相談してこられたのは、治療の場でご自身が感じ取られたメッセージに心底から納得されているわけではないから、ではないかと思います。
「今から何ができるのか」
「今、何が必要か」
についてじっくりと話し合って、私なりのご提案をしました。

「休める」という表現
「慣れた」という意味
・・卵巣のご機嫌次第の確率は、”当たり”に巡り合う方向に向かうものであってほしいと思います。

確率頼みとは異なる視点から、お客様の妊娠をサポートしていきたいと考えています。

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