コロナ禍の妊活ー漢方で体質改善ー
不妊治療を継続しているかたのご相談でよくあるのが
経血量が減ってしまった
“おりもの”が無くなってしまった
子宮内膜が薄くなってしまった
という、状態の変化に関するもの。
さらに、子宮筋腫や卵巣嚢腫や子宮内膜症などが増悪し、やむなく不妊治療をいったん停止して病気の治療を優先した後、不妊治療を再開するケースも少なくないようですが、ホルモン治療を再開したらまた増悪するという不安も伴います。
医薬品などと同様に不妊治療も、ある意味「必要悪」といえるのかもしれません。
目的とする効用を得るために一定の副反応も、時には許容しなくてはならないのかもしれません。
「必要悪」の”悪”の影響が少しでも小さくて済むように、”必要”を最大限生かされるように、常に体のバランスを保つように支えるのが漢方の役割だと思っています。
経血量やおりものの減少は、年齢的な要因だけでなく、体内の水分や血液といった「液体」の不足も関与しており、漢方では「陰陽バランス」を整えることで、滋潤します。
クロミッドなどにより子宮内膜へ影響が及びそうな場合は、漢方的な意味合いでの補血作用を並行して、「血」を補います。
また、手術などで病巣を除去しても、癒着や再発がご心配な場合は、漢方では駆瘀血作用で循環をスムーズに整える働きもあります。
「赤ちゃんを授かるため・・・」と強く自分に言い聞かせて、決死の覚悟で頑張っている女性がたくさんおられます。
一途な想いを私たちにお話しいただくことで、一瞬でも重荷が軽く感じられたらと、願っています。
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