強気になれないけれど
体外受精を何度も重ね、凍結胚はあと1つ。
前回は一度に2つを移植し、着床の気配なし。
“子宮内フローラ“や“子宮内膜炎“や“着床の窓“などの検査も受けられました。
もうできることがない、とご相談いただきました。
残る一つを移植するか、あらためて採卵するか、とても悩ましいですが、40歳代ということもあり1日でも若い卵子を採卵すべき、という医師からの提案も重々承知です。
自信を持って臨むなら、あと1つの凍結胚を移植し、結果により次の対応を検討するという選択もあります。
しかし、これまで一度も妊娠の兆候がなかったこともあり、なかなか決断できないと言われます。
・検査は問題なし
・移植できる胚がある
・生理周期も順調
妊娠しても不思議はない条件が備わっておられる一方で、好条件とはいかない点もあります。
・年齢
・一度も着床経験がない
・移植できる胚はあと1つ
当然、「正解」がある決断ではなく、どれかを優先すれば何らかのリスクも付いてくる、という難問です。
凍結胚があと“ひとつある“と思えるか、“ひとつしかない“との思いが強いか・・・
私の意見は、基本に忠実であることが、お客さまの妊娠力を最大限に発揮できるということです。
何かしら検査で好ましくない指摘を受けたわけでもなく、生理も順調となれば、すぐさま連続して移植するよりも一定期間“着床に相応しい子宮環境“にととのえ“その一つの胚“で臨むことができれば、今までと違った結果が待っているかもしれません。
勇気が必要な選択かもしれませんが、“自然に逆らわない“ことが、最も自然ではないでしょうか。
決着がついたのは、桃福宝5ヶ月目です。
悩ましい選択を抱えておられるかたは、ご相談いただければと思います。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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