“年のせい”を紐解くと
特に思っていた経過と違った時は、「年だから仕方ないですよね」と言われたり、ご自身でもそう思ってしまったりすることはありませんか。
確かに年齢は妊娠に影響する要素のひとつですが、よくよく考えてみると“年のせい”という言葉の中身は単なる数字の問題ではないことが見えてきます。
年のせい「=老化」とは”一気に起こるもの”ではありません。
ある日突然体が衰えるわけではなく、ほんの少しずつ、でも確実に進行する過去からの変化の積み重ねが「今の状態」です。
回復に時間がかかるようになった、疲れが抜けにくい、冷えやすくなったなど、小さな変化が“妊娠力”に影響してきます。
漢方では、老化は「生命エネルギーの消耗」と捉えます。
妊娠「=生命エネルギー」と深く関わるのが「腎」の力「=精」です。
腎は成長・発育・生殖を司り、この力が弱ることで妊娠しにくさが表面化してきます。
卵巣機能の低下も“年のせい”として語られやすい要因です。
卵子の数が減る、質が下がる、排卵が不安定になるなどは確かに加齢とともに起こりやすくなりますが、その進み方には大きな個人差があります。
睡眠不足や慢性的なストレス、血流不良などが重なると、卵巣は本来の力を発揮できなくなります。
つまり、卵巣機能低下は「年齢+環境や体の状態」が合わさって起こるものなのです。
そして、もうひとつ考えなくてはならないのが、代謝の低下です。
年齢とともに基礎代謝は落ちやすくなり、血液循環やホルモンの働きも鈍くなります。
代謝が滞ると、卵巣や子宮に十分な栄養や酸素が届きにくくなり、妊娠しやすい環境が整いにくくなります。
このような状態を漢方では「気・血・水の巡り」がスムーズでないととらえます。
特に「血」の巡りが悪いと、卵巣機能や子宮内膜の質にも好ましくない影響が出やすくなります。
“年のせい”という言葉は、ときにご自身を納得させるための言葉になってしまいがちですが、丁寧に状態を見ていくと、整えられる余地も見受けられます。
老化の進み方を緩やかにし、卵巣機能を支え、代謝を高めることを目安とし、漢方では体質や今の状態を見極めながら、必要なところを補い、滞りをスムーズに動かしていくことができます。
年齢は変えられませんが、体の状態は今からでも整えることができます。
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