子宮の冷えにもご用心!
本格的な冬を思わせる”寒さ”を感じる日も増えてきましたが、「冷え」は百人百様でもあります。
どの場所が、どんな時に冷えるのか、その冷えがどれくらい続くのか、によって原因もさまざまです。
特に妊娠に向けての体づくりでは「子宮の冷え」を意識される方も多いと思いますが、なぜ冷えると好ましくないのでしょうか。
「冷えやすい」だけが「不妊」を引き起こすわけではなく、「冷えにつながる原因」”=体質や環境要因”こそが妊娠するうえで大切な要素であると考えられるからです。
冷えによる不調を実感されたことがありませんか?
・冬の季節や冷房や冷たい飲食物などで生理痛が強くなったことがある
・急にお腹がパンパンに張って苦しい思いをしたことがある
・足先が冷たくて寝つきが悪く困ったことがある
・肩こり、頭痛、便秘など仕事効率や気分まで影響してしまう
冷えやすい要因から適切な対策をすることが、「温かみのある子宮」の実現にも役立つといえます。
そもそも女性は冷えやすい仕組みになっています。
生理によって血液を排出するので、体温を保つために必要なヘモグロビンも失われてしまいます。ヘモグロビンには酸素を運ぶ役目がありますから不足すると身体が酸素不足になり、代謝が低下して熱やエネルギーを作り出す効率が落ちてしまいます。
また、熱を生み出す役目の筋肉量が少なく、温まりにくい性質をもつ脂肪が多いという特徴があります。
しかし、冷えやすい仕組みも別の見方をすれば、妊娠・出産のための大切な働きだったりもするのです。
漢方では「冷え」の要因として「血」に着目します。
①血のボリュームが足りているか
ボリュームとは、体を十分に養うために必要な「量」と、さらに適切な「濃度」の両方を意味します。貧血でなくても絶対量が不足しているとか、十分な量があるようでも濃度か薄いとかだと結局、身体を十分に温めることができません。
冷え方としては、カラダ全体や内臓に冷えを感じます。
②血の流れかスムーズか
血行不良とか血流か悪いとか言われるものです。ボリュームは問題なくても体の隅々まで行き届かないと、やはり温まりません。
手足の先など末端が冷えやすくなります。
③流れを邪魔する要素
疲労、ストレス、睡眠不足の3点セットに思い当たりませんか。体は健康でも不健康な環境では、巡りも滞り、代謝も低下して温める力も落ちてしまいます。
単にカイロを貼ればいい、というわけではなく、問題は体の中にあります。
外からの温かさを感じるだけでなく、子宮が温かく血行の良い状態であることが大切なのです。
やってるつもりの温活が間違っていたら意味がありません。
一陽館薬局では、お一人おひとりに合った温活をご案内しながら、妊娠へ役立つようしっかりカウンセリングしています。
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