婦人の聖薬とは 〜当帰を味方に〜
婦人科の漢方薬と言えば?
多くの方がご存知の「当帰芍薬散」がありますが、意外に現代女性の体質には合わなくなっています。
にも関わらず、相変わらず”女性にはすべて当帰芍薬散”といった時代に合わない慣習があるように感じます。
古来女性の体質と現代女性の体質が相当な範囲で異なるのは当然のことです。
なぜなら、「体質」は遺伝的要素よりも生後構築される割合が多く、食事や生活習慣や環境要因などが積み上がって作られるからです。
現代女性のライフスタイルをイメージすれば、違うのも納得です。
今回は「当帰芍薬散」の話ではなく、当帰芍薬散にも含まれる生薬”当帰”がテーマです。
女性の体は、月経・妊娠・出産・更年期と、一生を通じてホルモンの影響を強く受けています。
当帰は女性の体を支える代表的な生薬として古くから「婦人の聖薬」と呼ばれてきたものです。
特に、妊娠を考えている方にとっても、当帰の働きはとても魅力的です。
当帰はセリ科の植物で、根の部分を薬用として使います。
漢方では、大きく分けて次の2つの働きがあるとされています。
◎補血作用
血をつくる力を高め、不足した血を補う
→ 卵子や子宮に必要な栄養を届ける基盤をつくります。
◎活血作用
血の巡りを良くし、滞りを解消する
→ 子宮内膜への血流を改善し、着床しやすい環境を整えます。
この「血を増やして巡らせる」というダブル作用により、当帰は妊娠を目指す女性に欠かせない存在といえます。
実は、同じ「当帰」と呼ばれるものには中国産・北海道産などいくつか種類がありますが、その中でも最高品質とされるのが、奈良県を中心に栽培される「大和当帰」です。
大和当帰は、豊かな香りと有効成分の含有量が特徴で、妊活や女性の体調改善においても高く評価されています。
最近の研究でも、大和当帰には子宮血流量を増加させる働きがあることが報告されています。
血流が整うことで、子宮内膜の状態が良くなり、着床のサポートにつながると考えられています。
桃福宝碧珠は、この「大和当帰」を配合し、補血補陰の作用を強化しているのが特長です。
桃福宝碧珠は、現代女性の陰虚体質やホルモン治療でダメージを受けた肝へのアプローチを目的とし、妊活中の方だけでなく、出産後や更年期のサポートにも適しています。
現代女性はストレス、冷え、過労、栄養不足などによって「肝血(かんけつ)不足」に陥りがちです。
肝血不足はホルモンの乱れや卵巣機能の低下につながるため、大和当帰のように血を養い、巡らせる力をもつ生薬は、今の時代にこそ必要なものといえます。
「妊娠しやすい体」をつくるためには、ホルモンや排卵だけでなく、全体のバランスをみて整えることが大切です。
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