妊娠しやすいカラダづくり~春病冬治~

今日は『立春』ですね。

春になると、妊娠を予定されている女性や妊産婦さんの中にも
花粉症に悩む方がおられます。
気軽に西洋薬を飲むわけにもいかず、辛さを我慢しているケースも多いです。

寒さの底を過ぎると、花粉の季節はすぐにやってきます・・・・

漢方では、「春病冬治(しゅんびょうとうち)」といって、
“冬の間に体を整え、春の病気を防ぐ”という考え方があります。

つらい症状を和らげるためにも、これから花粉症にならないためにも、
しっかり体質を整えて、花粉に負けない体を作りましょう!
春という季節は、自然界では「風(ふう)」が活発となる季節で、
過剰になると邪気「風邪(ふうじゃ)」となって花粉やウイルスなどを運び、体内に侵入させます。

2千年も前の漢方の医学書にすでに「正気存内、邪不可干」という言葉があります。
「正気(せいき)」が体の中に充実していれば、外部の邪気の影響は受けないという意味です。

「正気」とはすなわち、生命機能の総称であり、体の抵抗力を表す「気」といえるでしょう。

また、体の表面(鼻やのど、皮膚などの粘膜)を
バリアのように覆って保護する気を「衛気(えき)」といいます。
衛気は体表をめぐり、体を温め病気の侵入を防いだり、毛穴の開閉をコントロールして
発汗を調整する役割を担っています。毛穴は気門とも呼ばれ、邪気の侵入口ともなります。

「衛気」が充実していれば花粉やウイルスなどの侵入を防衛できるというわけです。

「気」の存在は目に見えませんが、病が侵入しないように体を守り、
病気の初期には体内の邪気と戦って撃退したり、病後の体力を回復させたりと、
体を守って元気に保つ大切な役割を担っています。

花粉症は命に関わる病ではありませんが、日常生活の質を大きく低下させる不快なものです。

古来からの漢方医学の考え「春病冬治」の考えに則り、
症状が出る前から体質を整えて、春を迎えたいものですね。

 

 

 

 

 

 

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