妊娠しない理由は一つじゃない
なかなか妊娠に至らないとき、多くの方が原因を突き詰めようとされます。
可能な限りの検査を受け、納得できる不妊原因が見つからなければ、転院を考えたり、補助的な方法を追加したりされるご様子が見受けられます。
「年齢のせいでしょうか」
「ホルモン値が悪いからですか」
「子宮に問題があるのでしょうか」
あれこれ悩みは尽きません。
「どうして私だけが妊娠できないのか」という思いが浮かぶとお聴きすることがありますが、まさに、そのお言葉の通り、妊娠という現象は、数値や診断名だけでは決まらない”個人的事情”が要因であるものといえます。
排卵があり、卵子が育ち、精子が出会い、受精し、分割し、子宮内膜に着床し、その後も安定して育つ。
どの段階にも、血流、ホルモン、栄養、免疫、自律神経、そして心身の健康状態までが複雑に関わっています。
もちろん、生活習慣もお一人おひとり違います。
どれか一つが極端に悪いというより、いくつかの小さな“ずれ”が重なっていることが多く、いくつもの条件がさらに問題を複雑にしていった結果が”今の状態”であると考えられます。
西洋医学では、排卵障害、黄体機能不全、卵管因子、子宮因子、男性因子などに分類されますが、検査では「大きな異常なし」と言われる場合もあります。
異常はないけれど妊娠しない、となると、一つの要因として体質レベルの問題が挙げられます。
漢方では、妊娠力を「腎・血・気」の調和で捉えます。
腎は生命力の源であり、卵巣機能や生殖力の根幹を担います。
血は子宮内膜を養い、着床環境を整える材料となります。
気はホルモン分泌や自律神経を整える働きを担います。
例えば、冷えが強く血流が滞れば、内膜は厚くなっても質としては不備となることがあります。
ストレスが長く続けば気の巡りが滞り、排卵が不安定になります。
過度なダイエットや栄養不足は血虚を招き、卵胞の育ちが弱くなることもあります。
睡眠不足は腎精を消耗させ、回復力も低下します。
つまり「妊娠しない理由」は一枚岩ではなく、瘀血・血虚・気虚・腎虚といった体質の調和の上に成り立っているのです。
近年は、体外受精や排卵誘発などの医療介入が一般的になり、有効な手段でありますが、同時に身体には相応の負荷もかかります。
負担がダメージの連鎖とならないよう、回復に目を向けることも大切です。
一陽館薬局の不妊相談では、
・基礎体温の様子
・経血の色や粘度
・おりものの変化
・睡眠の深さ
・食後のだるさ
・冷え方や部位
といった日常の体調についても丁寧におうかがいすることでその方だけの“複合的な理由”を見つけることにつながるからです。
妊娠しない理由は一つではありませんが、整える道は必ずあります。
少しだけ視野を広げ、足元に目を向けると解決へのヒントが見つかるかもしれません。
私たちは、そこから始まる妊活をしっかりサポートします。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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