問題は”確率”ですか?
「私の場合は、たまたま質の良い卵ができるのを待つしかないんです」と言われるかたがおられます。
「自分の確率」がどれくらいかわからないまま、何周期も、場合によっては年単位で、”確率”を追求し続けているというのです。
体調と同じく、卵巣機能にも卵子にも、好不調があるのは当然ですが、その”確率”を少しでも高めることができるなら・・というのが漢方の役割と考えています。
なぜなら、そもそも漢方は体調を整えるものだからです。
体調に波があるように、内臓機能にも波があるとしたら、好不調のばらつきをできるだけ小さくして、全体の底上げをめざすのです。
毎月、年をとることに不安を感じながら、”体そのもの”は変わらないままで、また今月も同じチャレンジをしたとすれば、飛躍的な”確率”はやはり難しいと思うのです。
”体そのもの”の調子が良くなれば、結果も違ってくるのではないかと思います。
”確率”を積極的に追及するということは、同じことを繰り返すことではなく、”確率”の要素を変えていくことだと思っています。
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