卵子の質を焦らないで。
妊娠への三大テーマといえば、「卵子」と「精子」と「着床」です。
最初のテーマである「卵子の質」は最も重要で、気にされる方も多いですね。
意を決して体外受精に挑んだものの、採卵で足踏みになることもあり、年齢を気にして、「早くしなければ」と焦ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、「卵子の質」を焦る気持ちの視点から見てみたいと思います。
「焦り」そのものが、体にとってどのような負担になるのでしょうか。
気持ちが追い立てられている状態では、自律神経が乱れやすく、血流も滞りがちになります。
漢方的に見ると、これは「気」の流れが詰まった状態でもあり、卵子を育てるために大切な「腎」や「血」の役割にも影響が出てきます。
卵子は、ある日突然よくなるものではありません。
原始卵胞が排卵を迎えるまでには180日かかって少しずつ育まれていくものです。
睡眠、食事、心のゆとりなど日々の小さなことが、体の働きに作用しています。
私のところにご相談に来られる方の中には、体の状態を整えていく中で、自分でも「なんだか変わってきた気がする」と感じてくださる声をたくさん戴きます。
でも、その”変化”は、焦って何かを詰め込んだからではなく、ご自身の体の声に丁寧に向き合い続けた結果といえます。
一陽館薬局では、お一人おひとりの体の状態をしっかり把握した上で、漢方で最適なアプローチを考えます。
「卵子の質を上げたい」というご要望は同じでも、必要なことは人によって違います。
だからこそ、何が自分に合っているのかを知ることが、遠回りのようで一番の近道ではないかと思います。




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